DNDお勧めこの1冊

コラプティオ
真山仁 (著)


 なぜ、政治を論じるのか、それは、自分と自分の子供たちと、それから日本の社会が、より良い未来をもってほしいからだ、というのは政治学者で日本政治総合研究所理事長の白鳥令氏の著作『日本政治の構造』の主題でした。大学時代の恩師、白鳥先生の昔の著作を引っ張り出しながら、政治とは、民主主義とは、の原点をもういちど探っている。
 『ハゲタカ』の著者で社会派作家の真山仁氏の近著が『コラプティオ』(文藝春秋)で、ラテン語で「汚職・腐敗」を意味する。今読み始めたところだが、帯に「震災後の原子力政策をめぐって火花を散らす男たちが辿り着いた選択とは?」とあり、「政治とは約束」、「言葉とは力」のフレーズにそそられた。

福島原発事故と政治を問う DNDメルマガ 2011/07/27 vol.427


されど、愛しきソニー
蓑宮 武夫 (著)


〜「普通になったことが罪であるがごとく思われるソニー」、「されど、愛しきソニー」−プロローグの冒頭に示したこの二行に、蓑宮さんのやむにやまれぬ思いが伝わってきます。この本が、普通のソニーに関する解説本と趣を異にしているのは、なにより「千夜を費やしても語りつくせない思いとエピソードがある」ととご自身が触れているように、出色のエピソードの数々で貫かられているからだ〜

蓑宮武夫さんの祈り:『されど、愛しきソニー』 DNDメルマガ 2010/03/03 vol.362