競争原理を前提にした近代農業は、農薬や化学肥料の多用はもとより、大型機械による土壌構造や土壌生態系の破壊は、人間の健康や自然力に対し破滅的な構造となっている。 これまでいろいろな機会で「EMをすべての生産や生活の場で空気や水の如く使う」ことが、食と健康と地球環境の本質的な解決策であることを提案し続けてきた。 EMの普及は、1982年に、先ず日本国内の自然農法分野に広がり、1986年から世界有機農業運動連盟(IFOAM)と連動し、有機農業分野で世界に波及し、今は世界中で使われるようになってきた。 改めて述べるまでもなく、人間の病気を含め自然界における劣壊現象の大半は、有機物の腐敗や化学物質等から発生する酸化物によって発生することが明らかとなってきた。そのため、最近の農作物の品質検査は、糖度はもとより、抗酸化力ビタミンC、硝酸イオンを測定し判定する方法が一般的となってきた。 今回紹介するのは、日本有機農業普及協会が主催するオーガニック・エコフェスタ2024の結果である。アムリタファームのトマトの2年連続最優秀は群を抜いているが、カブ部門で最優秀となったEM研究機構の成果は、EMの効果の再現性を実証するものである。
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