「イノベーション25」中間報告の発信



 2月28日のカラム「イノベーション25」中間報告とともに、いろいろ報道もされているし、blogでもいろいろなご意見を見させていただいています。また、3月12日のカラム「大学改革は待ったし、「文系理系」区分は?」も同じような考えが財政諮問会議にも入っていて、いよいよ大学改革の流れは同じ方向を目指し始めている様相ですね。大学が自発的に改革するのは難しいのですね。日本の大学成立のいままでのいきさつを考えれば、無理もありませんが。ここでも、「出口さんたちと仲間たち」での議論(http://dndi.jpが盛り上がっています。ありがたいことです。

 私の発信も増えています。発信は大事ですね、皆さんのご意見、検討を伺えますし。「JST News」2007年3月号http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/の一番初めに「異能、異質、出る杭を育てる社会を」というタイトルで、イノベーションの「キーワード」を発信しています。有線テレビも政府広報の一環として出ました。「見ましたよ」とお電話いただきましたが、私は見ていないのですよ、有線放送に加入していないので。

 また、3月28日の日経新聞の「経済教室」では「本質は社会制度の変革」と言うタイトルで、見出しが「環境、格差を克服;政策競争で遅れをとるな」、中見出しは「後戻りできないフラットな世界」、「供給側の論理打破して連携」、そして「重要になる社会起業家」、とあって、イノベーションの本質についてここにも触れているつもりです。この原稿はいずれこのHPにアップしてご案内しますので、読んで、ご意見ください。

 また、「イノベーション25」の英語の要約版をHPに出しています。日本の政策としては珍しいのではでしょうか?ちょっと遅れましたけどね。早速、ある会でお会いした在京英国フライ大使から「報告を見ましたよ」、とコメントいただきました。このよう発信と反応を知ることが大事と思います。

 とにかく、日本は外からは見えにくいのです。発信しなくては、という意識が始めからないのですね、官も、民も、学も。これで、このフラットなグローバル時代の世界でどうしようというのでしょうか。時々書くのですが、「目を開け、心を開け、そして考えよ」です、世界は広いのです。