第61回 EMによる放射能対策の新知見



 前回はEMによる乳牛の内部被曝対策と原乳の放射性セシウム(CS134、CS137)の低減効果について述べたが、その成果に基いて、これまで1日6Kgの汚染牧草を給与していた他の27頭にも、その2倍以上の汚染牧草を給与しているにもかかわらず、3.3〜1.6ベクレルとなっている。


 試験に協力してくれた酪農家の自主的な出荷基準値5.0ベクレルである。この数値は国の定める50ベクレルの10分の1である。引き続いて、汚染牧草を全量給与している牛も給与10週目に4.5ベクレルまで下がったが、その後、更に減少し、現在では、2.7ベクレルとなっている。

 それらの結果から、前回に示したような要領でEMを使用すれば、国の基準値以下の牧草であれば、すべて自家生産の牧草に切り替えても牛の内部被曝は殆んど無視できるレベルにする事が可能である。


 今年の米国のトウモロコシの大々的な不作は、すでに飼料の価格に大きく跳ね上がっており、輸入牧草の価格も連動した形になっている。このような状況下で自家生産の汚染牧草を100%使える事は、酪農家にとって朗報である。その上、その糞尿は、結果的にすべてEM発酵堆肥となる。


 改めて述べるまでもなく、EM発酵堆肥は福島県も公式に認めた放射性セシウムの作物への吸収抑制効果が極めて高い堆肥である。この堆肥を牧草地や田畑に活用し、EMを併用すれば、放射性セシウムがゼロの牧草や農作物を作ることが可能となる。


EMによる波動効果(その1)

 EMの効果は、1、抗酸化作用 2、非イオン化作用 3、三次元(3D)の波動の作用の相互作用である。1の抗酸化作用と2の非イオン化作用については、これまでの理論でも十分に説明でき、すでに一般の理解を得ているが、3の三次元(3D)の波動の作用についての科学的論議はこれからである。


 これまで、三次元(3D)波動については、「有害なエネルギーを三次元(3D)のヘリカル構造によって使えるエネルギーに変換し、触媒的に有用なエネルギーを賦与する作用」として説明を試みてきた。その三次元(3D)のヘリカル構造の代表格が図1に示されるように、光合成細菌のらせん状の光(エネルギー)伝達系である。



 微細なマイクロコイルは電磁波や静電気や放射線等を転換し、無害化したり、有用なエネルギーに転換する機能性を有することが明らかとなっている。すなわち、カーボンマイクロコイル、カーボンナノチューブ、フラーレン等々であるが、その機能は図1の右側のように三次元(3D)構造がマグネット的役割をはたすために生じるものである。


 光合成細菌は、カーボンマイクロコイルよりも更に微細なマイクロコイル状となっており、紫外線を照射すると急激に増殖する性質を持っている。また、粘土に十分に混和し1200℃でセラミックス化しても、そのセラミックスから光合成細菌を取り出す事が可能である。EMが放射能汚染対策に効果が認められるのは、EMの中心的役割を果たしている光合成細菌のこのような性質によるものである。


 EMによる波動作用は、その当初より様々な現象を引き起こし、研究機関によるEMの否定的見解の原因となってきた。すなわち、室内で化学物質の分解や水質浄化の実験を行なうと、当初はEM投入区の方に明確な効果が認められるが、時間の経過とともにEMを投入しない区の化学物質も分解されたり、無処理区の汚水も浄化されるようになる。


 この現象は、フラスコや試験管を接触した状態にするほど早く現れ、数メートル離しても時間とともに同様な結果が認められるようになる。当初は、そのことに気がつかず、現場の成果と実験室のギャップに悩まされたが、最終的には、実験のミスではなく、EMの波動によるものと考えられた為、対照区を隣室に移した結果、対照区には何の変化も起こらなかったのである。


 類似の現象は、栽培の現場でも現れてくる。EM処理区と対照区は最低でも5m以上離す必要があるがEMの試験を行なったという事例を見ると、1m以上も離している例は皆無である。そのため、無処理区もEM区と同じように良好に生育し、統計処理を行なうと差がない、すなわちEMは効果がないということになる。


 放射能対策についても同じような誤解がまかり通っている。EMを散布した場所の放射能は著しく低下したが、EMを撒かなかった、その隣接地の放射能も同様に減少しているため、EMの効果ではないとする意見である。物理学的な常識からすれば、放射能が自然に大幅に減少することは、絶対にありえないことである。もしも、このようなことが自然に起こるなら、福島はもとより、ホットスポット地域の放射能除染は不要ということになる。


 千葉県野田市のスポーツ公園での実験結果は、EMの波動の影響を見る上からも十分に参考になるものである。すなわち、A区、EM活性液散布、227m2、B区、無散布、494m2、C区、EM活性液散布580m2、D区、無散布を設定したのである。A区とC区の間は47.5mも離れており、A区とC区の中間点は24m弱である。


 8月1日の測定結果の減少率はA区が15,53〜18,48%、B区(無散布)16,35〜19,20%、C区14,10〜13,63%、D区(無散布)11,08〜16,89%となり、EM散布も無散布も差がなく、放射線量はかなり減っている。


 このようなことが起こり得ることを関係者にあらかじめ説明していたため、C区から65Mの地点と165M、195Mの地点も対照区として測定したのである。その結果は、65M地点の減少率は0%、165M地点は4,3%増、195M地点では3,92%増という極めて常識的な数値が測定されている。この野田スポーツ公園の結果を見ると、EMの波動効果は25〜30M以上に及ぶものと考えてよく、対照区の、165Mと195M地点の放射能の増大という現実を見ると、福島原発からは、今でも放射能が放出され続けているといえる状況にある。


EMによる波動効果(その2)

 事のはじめは、EMセラミックスを混和し加工した生ごみ処理用のバケツに、40ベクレル程度汚染されたジャガイモを入れておいたら、数日後に検出限界以下になっていたという事である。EMの波動の特性から、このような事はあり得るため、EMの機能性を賦与したホワイトマックス社のエンバランス加工のEMBスライド式タテヨコピッチャー1,3L(AS樹脂)の放射能抑制効果について、信頼できる研究機関に測定を依頼した。その結果のコメントは以下の通りである。



 ホワイトマックス社のエンバランス加工AS樹脂容器(EMBスライド式タテヨコピッチャー1,3L)はEMセラミックスと類似の性質を持っており、水道水中の塩素や極微量な重金属や有害化学物質を不活化する機能性をもっており、15年余の実績がある。


 このピッチャーに入れられた水道水は半日程度で、その機能性が現れ、マイルドな水となり、調理はもとより、植物栽培等々を含め幅広く活用されており、誰でも容易に入手できる商品である。放射能汚染の国の基準値は「絶対に安全を保証する」ものではなく、当然の事ながら、汚染ゼロにする努力は必要不可欠である。EMBピッチャーには水や牛乳等の液体に対し、国の安全基準内であれば水で6時間、牛乳で12時間でその目的を達成することができ、その持続効果も半永久的とも言えるものである。


 ただし、本実験は空中線量ゼロの条件で測定したものである。放射線の線量の高い地域で素人が測定した場合、ゼロにならない例もあるが、この場合は外部からのかぶりによるものと理解する必要がある。



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