第210回 第 2 回正木一郎記念ユニバーサルビレッジ EM 国際会議
2024年11月30日に、表記の国際会議がEMの本拠地であるEMウェルネスリゾート暮らしの発酵ホテルで、27ヶ国から多数の人々が集まり、EMによるユニバーサルビレッジ創成に関する会議を盛大に行うことができました。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の正木一郎博士が提唱されたユニバーサルビレッジを、EM技術によって実現しようということが本会議の目的です。
第1回は2022年11月に開催されましたが、コロナ禍のため、zoom会議となり、日本国内の事例を紹介させていただきました。今回も、正木博士の奥様の正木幸子様からユニバーサルビレッジ国際会議の意義とEMとの関り合いについてご挨拶を寄せていただきました。
本国際会議は、正木一郎博士の提案を、EM技術で着実に実行普及しつつある成果を発表してもらいましたが、その前に、この会議の原点を確認したいと思います。
正木幸子様ご挨拶 国際会議開催に寄せて
第2回正木一郎記念ユニバーサルビレッジEM国際会議の開催をありがとうございました。
(Thank you for holding the 2nd Ichiro Masaki Memorial EM Universal Village International Conference.)
ユニバーサルビレッジは、私の夫、正木一郎がマサチューセッツ工科大学(MIT)の教授であった時に提唱したコンセプトで、年々悪化の一途をたどっている環境問題、核問題などの深刻な状況世界の状況に対処するために「地球環境及び生物多様性の保全および人類の持続可能な発展を可能とする社会」を実現する目的をもって、科学者、事業者、政治家、市民に協力を呼び掛けるために2013年にUniversal Village国際会議を立ち上げました。
(The concept of Universal Village was proposed by my husband, Ichiro Masaki, when he was a professor at the Massachusetts Institute of Technology (MIT). In response to the worsening global environmental issues and nuclear threats, Universal Village was founded with the goal of “Realizing a society that ensures the conservation of the Earth’s environment and biodiversity, as well as the sustainable development of humanity”. In 2013, he launched the Universal Village International Conference to call on scientists, entrepreneurs, politicians, and citizens to collaborate in achieving this vision. )
ところが、思いがけないことに、2014年に米国MITで開催された第2回Universal Village国際会議で、私たちは琉球大学名誉教授であられる比嘉教授の講演を聞かせていただき、比嘉先生が開発されたEM微生物叢が地上の問題すべてを解決することが出来る万能薬であることを知ることができました。その結果、夫と私はすべての地球生態系と環境を支えているのは微生物であり、微生物はあらゆるところに存在し、ヒトと生物と地球をつなげているものであることを知りました。
(However, unexpectedly, during the 2nd Universal Village International Conference held at MIT in the United States in 2014, we had the privilege of listening to a lecture by Dr. Higa, a professor emeritus at the University of the Ryukyus. We learned that the EM Microbiota developed by Dr. Higa could solve all the problems on Earth, which was truly remarkable. As a result, my husband and I realized that microorganisms, which support all of the Earth’s ecosystems and environments, are present everywhere and serve as the connection between humans, other living beings, and the planet.)
さらに、比嘉先生が開発された有用微生物(EM)技術を通して、地上で最も進化していない生物である微生物が農業だけでなく、畜産や水産養殖、水の汚染、ゴミ対策など様々な問題を解決することができるだけでなく、砂漠化や異常気象、ウイルス感染対策、そして、最も解決が難しいとされている核問題(放射能汚染)までも解決できることを知ったことは聖書を通して創造者の存在を信じていた私にとってだけでなく、創造者の存在をどうしても信じることができなかった夫にとっても、創造者を信じられるようになったことは聖書に約束されている亡くなった愛する家族が復活して再び一緒に暮らせるようになること、私たち自身も健康になって、楽園のようになった地上で永久に生きることが出来ることを信じることができるようになったのです。
(Moreover, through the EM technology developed by Dr. Higa, we discovered that microorganisms, which are the least evolved organisms on Earth, can solve a wide range of issues not only in agriculture but also in livestock, aquaculture, water pollution, waste management, desertification, extreme weather, viral infections, and even the nuclear issues (radioactive contamination) that are considered the most difficult to solve. For me, someone who had believed in the Creator through the Bible, this discovery was transformative. But even for my husband, who had struggled to believe in the Creator, this knowledge allowed him to begin believing in the Creator. It enabled us both to believe that we could be reunited with our beloved family members who have passed away, as promised in the Bible, and that we could live in a healthy, paradise-like world for eternity.)
そのため、世界各地で自然災害が起こり、核戦争や核テロの危機が高まっている状況に接し、一刻も早く、より多くの方々にEMのことを知っていただき、神の約束が信頼できることを人々に知らせたいと切に願っておりました。しかし、彼は2021年に突然亡くなりましたが、復活してきた時、本会議が大きな成功を収め、EMを活用した持続可能な社会の構築への重要な一歩となったことを知って喜ぶはずです。
(For this reason, as natural disasters, nuclear threats, and the risk of nuclear warfare and terrorism have escalated worldwide, I have wished for as many people as possible to learn about EM and to trust in the promises of God. Tragically, my husband passed away suddenly in 2021, but I believe that when he is resurrected, he will be pleased to know that this conference has been a great success and a crucial step towards building a sustainable society using EM.)
北中城村農を活かした健康福祉の里づくりに向けた推進事業 EMユニバーサルビレッジプロジェクト
この発表に対するコメントは下記の通りである。
本プロジェクトは2年前にスタートし、メタン発電施設とハウスが完成しました。写真のように、ハウスのミニトマトはびっしりと結実しています。畝の底部にはEMグラビトロン炭と塩を敷いて、ハウス全体がエネルギーを集約化する仕組みとなっており、その上にもともとあった土を被せ、EM発酵チップを敷き、塩を肥料的に使用しています。写真は、その上に栽培されているミニトマトです。
EMによる塩の元素転換の応用ですが、その際に発する微量な遊離塩素が病害虫を完全に抑え、収穫残渣は表面に戻し、半永久的に不耕起連続栽培が可能な革新的技術です。
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写真:ハウスのミニトマト |
農業における化学肥料や農薬の完全不使用技術であり、このハウスで働く人は健康になり、生産物は消費者の健康を守ります。同時に、ハウス自体が自然災害に対する防御となり、雨水や空気を浄化する機能を発揮します。
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