第200回 イタリアにおけるEM技術を活用したイタリア有用微生物協会による究極の善循環社会の構築(Ⅱ)




~EMの量子力学的性質を応用したEM整流農業への挑戦~

前号ではイタリア有用微生物協会のEM技術による革新的で究極の善循環社会の構築に対する具体的な取り組みを紹介した。このイタリア有用微生物協会の姿勢や方法論はEMを容易に社会化できる最良のモデルである。EM技術の世界普及は、食料、環境、健康・医療、工業、資源エネルギーを安全で快適、低コスト、高品質で善循環的に持続可能とし、同時に、福祉や教育問題を解決し、誰もが幸福になる社会の創成を目的としたものである。

このためには、従来の技術に加え、EMの量子力学的性質を応用し、空間に充満している量子エネルギーを活用するレベルに進化させる必要がある。この初歩的モデルとなるのが、今世紀に入って注目されているアマゾンの奇跡の土壌と言われているテラプレタの存在である。研究者の大半がテラプレタを再現し、普及すればCO2問題を完全に解決し、農業や化学肥料等の害を無くする農業が可能と考えているが、EMを除くと実用例は皆無である。

最近のテラプレタの土壌微生物相の研究では、有用な放線菌等を中心とする微生物相が明らかにされたが、EMの効果が安定した微生物相と類似したものとなっている。すなわち、EMを使い続けると土は容易にテラプレタになるということである。

炭は量子力学的に無限に存在する素粒子のスピン流やバレー流をエネルギーとして集約する機能を持っている。EMはそのエネルギーを整流し、コヒーレンス(量子うなり)化し、機能的に劣化した電子を励起する力を持っている。

EM整流農業は、エネルギーを集約する炭とエネルギーを運ぶ力が強い塩を使い、エネルギーフィールドを作りEMの量子力学的性質(トンネル効果)を活用する技術である。












EMの量子力学的機能を理解するには、イタリア有用微生物協会のように先ずは実行することである。その結果は量子的作用と関連しているものとして受け入れることから始めない限り、頭で理解することは不可能である。

エネルギーフィールドは、整流結界ブロックで囲まれた内側の部分に形成されるため、3個以上(三角、四角形状)が必要で、2個ではエネルギーを集める力は線上のみである(面にはならない)。

イタリア有用微生物協会の今回の挑戦は、定番通りの成果を上げ、波動エネルギーの各種の測定でも肯定的で、否定的結果は使い続けると消失する内容となっている。

結界ブロックは外周だけでなく、不耕起栽培にして内側にも数多くセットすれば効果は更に顕著となる。良質のEM活性液を作り、ボカシやEM堆肥にEMグラビトロン炭を混ぜて(1~5%)施用し続けると、結界ブロックの力は更に向上するようになる。

結界の力を更に高めたい場合は、基点となる結界ブロックに(1ヶ所)、1/10,000のEMXGOLDとEMグラビトロン炭粉末を混ぜた塩入EM活性液(塩分濃度1~3%)を2ヶ月に1回の目安で50~100ml注入すると結界ブロック全体の劣化を防ぎ、パワーを更に向上させる方法も実用化されている。

EM堆肥をペレット化する場合も、前述の高波動化したEM活性液を1/500~1/1000程度添加すると、魔法の有機肥料となる。

整流の機能は、あらゆる衝撃波の発生を減少させるため、人体のストレスから地震や交通事故等の被災を著しく低減する効果もある。また、野生動物の量子機能に作用するため、鳥獣害対策にも顕著な効果がある。




おわりに
EMの持つ量子力学的な性質は、あらゆる分野にも応用が可能であり無限大である。普及レベルに達したものは、これまで通りエコピュアや本誌で解説する予定である。

今回のミーティングで意外に思ったのが、イタリア有用微生物協会のメンバーのEMに対する理解力の深さである。日本人でも私の著書を十分に読みこなせても、そのレベルになく、イタリア有用微生物協会の実力は秀逸である。

このイタリア有用微生物協会のメンバーの実力の背景には、イタリアにEMを普及するために尽力している折本氏の存在である。折本さんはイタリア語はネイティブで、自分でEMを徹底して活用し、専門家に勧めたパイオニアである。沖縄にも何度も訪ねてこられ、研鑽を重ねEMをイタリアに導入したエキスパートである。

その折本さんが私の著書の大半をイタリア人に本当に理解できるように翻訳し、幅広く情報発信を続けているのである。このお陰で、ヨーロッパで後発にあえいでいたイタリアが世界のEM活動をリードできる体制を整えたのである。改めてこれまでの折本さんの多大な活動に深く感謝し、敬意を表したい。


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