第180回 見え始めてきた下肥の肥料化



化学肥料が一般化する以前は、肥料と言えば下肥と家畜の糞尿、水産廃棄物等々のことであった。世界的な肥料不足に対応するためには、臭気や寄生虫や感染症対策を万全にしたうえで、かつての肥料を循環的に活用する必要がある。

EMを活用すれば、臭気は、数分から10分前後で消え、その廃棄物にEMが増殖すれば、有機肥料はもとより、河川や海の浄化資材として機能し、環境全体の生態系を豊かにすることも可能である。

塩を1~3.5%添加して作る変質しないEM活性液の作り方は公開されており、コストも有って無い如く安く、いくらでも作れるようになっている。

人糞尿以外の有機廃棄物の活用に対するEMの応用は徐々に一般化しており、畜産分野では多様な応用が進んでいる。

今回紹介する地球トイレは、人糞尿の肥料化の道筋を示すものであるが、韓国でも大統領府周辺のトイレにも活用されている。

>ソウル経済:鍾路区「開放された大統領府周辺の清潔管理」<

<本文和訳引用>

【ソウル経済:鍾路区「開放された大統領府周辺の清潔管理」】
「ソウル鍾路区が今月10日に開放された大統領府周辺を清潔に保つために、移動式トイレと横のごみ箱を設置して管理していると22日明らかにした。
鍾路区は臭気除去、水質浄化効果のある環境にやさしい有用微生物(EM)を活用し、大統領府周辺の公衆トイレの清掃を定期的に進めている。」

出典:ソウル経済:鍾路区「開放された大統領府周辺の清潔管理」https://www.sedaily.com/NewsView/2662GXRVPB




EMは、高齢者施設のポータブルトイレにも応用されるようになっているが、これまでの大半は下水に放棄されているだけである。有機農業やコストの重要性を考えると、ポータブルトイレの糞尿等の排泄物に10%程度のEM活性液を添加したものを集め、更にEMを5~10%添加すれば衛生問題はすべて解決し、高密度のEM活性肥料となる。

この方法の活用で、肥料不足はすべて解決することが可能であるが、この背景となった地球トイレ原点を再確認し、有機肥料としてのEMの応用を積極的に進めるべきである。




※(EM生活HP 暮らしの読み物(2020年1月)より引用)

※(広報北中城村No 599(2017年11月)より引用)


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