化学肥料が一般化する以前は、肥料と言えば下肥と家畜の糞尿、水産廃棄物等々のことであった。世界的な肥料不足に対応するためには、臭気や寄生虫や感染症対策を万全にしたうえで、かつての肥料を循環的に活用する必要がある。 EMを活用すれば、臭気は、数分から10分前後で消え、その廃棄物にEMが増殖すれば、有機肥料はもとより、河川や海の浄化資材として機能し、環境全体の生態系を豊かにすることも可能である。 塩を1~3.5%添加して作る変質しないEM活性液の作り方は公開されており、コストも有って無い如く安く、いくらでも作れるようになっている。 人糞尿以外の有機廃棄物の活用に対するEMの応用は徐々に一般化しており、畜産分野では多様な応用が進んでいる。 今回紹介する地球トイレは、人糞尿の肥料化の道筋を示すものであるが、韓国でも大統領府周辺のトイレにも活用されている。 >ソウル経済:鍾路区「開放された大統領府周辺の清潔管理」< <本文和訳引用>
【ソウル経済:鍾路区「開放された大統領府周辺の清潔管理」】 「ソウル鍾路区が今月10日に開放された大統領府周辺を清潔に保つために、移動式トイレと横のごみ箱を設置して管理していると22日明らかにした。 鍾路区は臭気除去、水質浄化効果のある環境にやさしい有用微生物(EM)を活用し、大統領府周辺の公衆トイレの清掃を定期的に進めている。」
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