第174回 自然災害から考察する地球温暖化の真犯人



※記事1(沖縄タイムス社提供
2021年12月14日付け記事(共同通信配信))

 これまでに地球温暖化、炭酸ガス犯人説に対し、炭酸ガスの性質はもとより、自然界の微生物や生物による炭酸ガスの発生量は、現今の人間の排出している炭酸ガスの10倍以上もある実態を説明した。このような見地からすれば全く意味の無い前提条件で世界中が騒いでいる矛盾を指摘する声は皆無である。更には制御不可能なメタンや農業等を含む窒素化合物も温暖化という見地から見ると炭酸ガスの総量と同レベルの温室効果を持っており、この件についても無視されたままである。
 このような現実が明らかになるにつれ、温室効果という言葉から温暖化という表現に変り、今では温暖化という言葉よりも、気象変動と表現に変り、巧妙なすり替えが進んでいる。今回の米国のケンタッキー州を中心に甚大な被害を出した竜巻のスーパーセルは、これまでの常識では発生しない冬季に起こったことである。専門家は、もっともらしく、北西部から乾燥した風とメキシコ湾からの多量の湿った空気が重なったと解説しているが(記事2)、これはつけ足しである。問題は、そのスーパーセルのエネルギー源である。自然条件では、夏でも、このレベルに達した例はなく、冬季には、そのようなエネルギーの供給源は皆無である。残った犯人は、過剰に電気を使った結果に発生した大量のプラス電子である。その陽電子が水分を集積し積乱雲を誘発し、破壊的な電磁波を発生し、スーパーセル化したためである。マスコミは、これまでのこの現象をもっともらしく温暖化による気候変動と暗示しているが温暖化という表現を巧妙にオブラート化していることに気付くべきである。


 前号でも明らかなように、地球温暖化の真犯人は、人類がこれまでに放出した大量の放射性物質と原子力発電関係の膨大な熱汚染(記事1)と電気を使用した結果に発生する過剰な陽電子の作用と想像を絶するマイクロ波の活用によるものである。

※記事2(沖縄タイムス社提供
2021年10月14日付け記事(共同通信配信))
 したがって、全ての温室効果ガスを制御しても、今のような電気を使っていると、温暖化や気象変動対策は無意味ということになる。せめてもの救いは、発電による大気汚染の減少効果である。すでに、社会全体の血流的存在となっている電気を止めることは不可能であり、この対策には新しい視点に立脚した解決策を実施する必要がある。

 日本における竜巻の多発も徐々に米国に類似し始めているが、電気の使用量とオーバーラップしていることを認識すべきである(記事2)。

 今回12月19日にフィリピンで発生した季節外れの強烈な台風22号も根は同じもので電気の使用による多量の陽イオンの影響を調べる必要がある(記事3、4)。

※記事3,4 今回12月19日にフィリピンで発生した季節外れの強烈な台風23号も根は同じもので、電気の使用による多量の陽イオンの影響を調べる必要があります。
 沖縄タイムス社提供2021年10月20,21日付け記事(共同通信配信)



地球温暖化の功罪

 「塞翁が馬」の話ではないが物事の原因と結果は常に真逆的に存在するものである。温暖化の罪やデメリットは、マスコミ報道を含めて、かなりヒステリックで、温暖化の結果についての「功」すなわちメリットに関する報道は皆無である。
 去った衆議院選で麻生副総理が温暖化のため北海道の米が良くなった(品質収量)と発言したために炎上させられ、お詫びを強いられたのである。その後、地方誌にもこのように温暖化のメリットが大きく報道されており、麻生発言は的を射たものであり、お詫びするべきはマスコミである(記事5)。

 一般に温暖化すれば、にごり米が多くなり、品質が低下するとか様々なデメリットが報じられているが、この原因は、従来の栽培方法を固定したまま気温が高くなった現象であり、このレベルは施肥設計等によって簡単に解決できるものである。また、土壌にEMのような光合成能力を高める機能を持つ微生物の密度を高めると高温はプラスに転じ、収量、品質も著しく向上することが明らかとなっている。

 温暖化にすれば、その分だけ水の蒸発量が増え、雲が多くなり、日光をさえ切るようになる。すなわち地球の自動冷却システムが機能するようになり、海面の水位は、それ程に上がるものではない。もしも、マスコミ報道のようなことがあっても、大海原の浅瀬の中に3000m以上の滑走路を簡単に作り巨大な基地を短期間で完成させる時代である。現今のCO2対策の発展途上国への予算を活用すれば極めて安価に対応できるレベルのものである。
 最も重要なことは温暖化によって、北欧、カナダ、アラスカ、シベリア等に出現する広大な農業生産可能地の出現を全人類的に活用するための国際的な取り組みである。
 この地球の温暖化を必要必然の見地から考えると、人類は100億人時代を無意識に想定して、地球を暖めて、農業生産用地を作り始めているとも言えるもので、この方法だと森林は全く破壊されずに済むのである。
 この局面に対する技術的な対応は前号(第173回)で述べた通り、EM技術で十分に可能であり、SDGsを100点満点にする道でもある。

※記事5 沖縄タイムス社提供
2021年10月27日付け記事(共同通信配信)


記事一覧へ