第173回 地球温暖化の真犯人は過剰な陽電子とマイクロ波である



COP26における温暖化対策に対する異常なCO2バッシングは実に見苦しいものである。これに同調したマスコミの度重なる異常な報道も、常識を脱しており、真犯人による「地球のゆで窯のカエル化」に全く気付いてないままである。

去る10月22日に行われたUネットのzoom講演(EMによる国づくりII)の質問で、気候変動に対するコメントを求められた。

時間の関係もあり、簡略に「要はすべて電気の使い過ぎであり、それに伴って発生する大量の陽電子が水分子と反応して破壊的になるためである。従って、石炭や石油火力発電を止め、すべて太陽電池や風力発電等々の自然エネルギーに切り替えても、電気を使っている間は、温暖化や気候変動を止めることは不可能である。」と述べたが、温暖化や気候変動の真犯人は、過去に地球全体に拡散し、現在も放出されている放射性物質や電気の使用に伴う過剰の陽イオンと、水を特異的に加熱する近年の大量のマイクロ波である。

通信やエネルギー分野の今世紀に入ってからのマイクロ波の過激な活用は、地球を電子レンジ化し始めている。すなわち、マイクロ波のもつ水分子を含む物質の加熱や解凍機能が全世界に広がっているためである。炭酸ガス説に従えば、南極も北極も同じように氷が溶けてしかるべきであるが、北極側の氷が加速度的に溶けている現実がある。答えは簡単である。

※図1(2021年11月19日沖縄タイムズより引用)
北極側は、旧ソ連の核実験や米国の核実験等々を含め、放射性物質の汚染が増大し(図1)、同時に、電力の消費量も極端に多く、マイクロ波の使用量も2000年代に入って比較にならないレベルに達しているからである。

次の図2は、ニュートン誌(2021年12月)からの引用であるが、CO2が影響したという基準を、家畜の数や人口の増大や地球の汚染度や電力使用量や放射性物質の増大や原子力発電所の数に置き換えても同じ形になり、たまたまCO2も一致したというレベルに過ぎないのである。


※図2(「Newton」2021年12月号より引用)
陽イオンの破壊力による集中豪雨(気象変動)

電気を使うと、そのエネルギーの廃棄物として陽イオンと陰イオンが発生する。通常、陽イオンは大気に放出され、強烈なフリーラジカル的存在となる。陰イオンは逆に、大地に戻り、還元的機能を助長するとともに、水のマイナスイオンを反発的に押し上げて空中に大量の水蒸気の形成を助長する形となる。

このような状態になると、放出された陽イオンがフリーラジカル的に水のマイナス電子を奪い取るため、空中の水分子は集約され、水分を大量に含む雲となり、多量の電磁波を発生するようになる。線状降水帯や極地的集中豪雨の原因は、自然界に発生する陽イオンに人間が電気を大量に使った結果、上乗せされたプラスの電荷によるものである。従って、雲が出来なかった地域は大干ばつとなる。

陽電子は空間を自由に動き回るため、集中豪雨は大規模でゲリラ的に起こり、気候変動と表現されるようになる。半導体やダイオード、超伝導で電気の効率をいくら上げても、このような現象は構造的となっている。従って、石炭火力発電所をすべて止め、太陽電池や風力発電等々の自然エネルギーに変えても、電気を今のように多量に使っている間は、問題は解決しないということになる。


マイクロ波は地球を電子レンジ化しつつある(新ゆでカエル物語)

※図3 マイクロ波(「マイクロ波化学株式会社 マイクロ波とは?〜第3のエネルギー伝達手段〜より引用
https://mwcc.jp/service_technology/microwave/)


1, マイクロ波による加熱は、伝熱面積や総括電熱係数はなく、防ぐことが出来ない日焼け現象が発生する。
2,水にマイクロ波が当たると永久双極子となり、強制的な振動が起こり発熱する。

インターネットでもマイクロ波の情報はかなり出揃っている。現今は、当初の通信領域の活用を超えて、第3のエネルギー伝達手段としても使われるようになり、2000年以降、特に近年では、地球はマイクロ波の坩堝と化している。

電子レンジにおけるマイクロ波の事例からも明らかなように、マイクロ波は水分のない部分は通り抜け、水分子に当たると永久双極子化し激しく振動させ短時間で高温にする機能を持っている。また、氷の奥深くまで透過するため、顕著な解凍力があり、様々な冷凍食品産業分野を発展させ、日常の食の分野でも電子レンジは不可欠の存在となっている。

※図4(「Newton」2021年12月号より引用)


すなわち、電子レンジは体に悪いという常識を超え、人々は、その利便性を享受しているのである。

携帯電話も今では、年中無休の弱い電子レンジ化現象を呈し、4Gはもとより5G時代に突入し、その使用人口の多い北半球の氷は予測を上回る溶け方となる(図4)。

更にマイクロ波は、氷だけでなく、透過し難い金属等々を加熱し、その電荷はフリーラジカル的にあらゆるものから電子を奪い、酸化劣壊を促進する強烈な破壊作用を持っている。従って、人間の健康にとっても重大なリスクを有しており、徐々に顕在化しているのも事実である。

改めて述べるまでもなく、マイクロ波のこのような性質も当初は微弱で人間の健康に対し問題はないと言われていたが、今世紀に入り、携帯電話でも世界人口の1人に1台時代相当という現実がある。

ビジネスやゲームを含む、なんでもインターネットの時代は、すべてリンクしており、4Gから5Gと便利になればなる程に、マイクロ波の使用は増大し、地球の電子レンジ化を急激に加速し始めている。この現実は、新世紀に入ってから起こったものであり、4Gと言えどもつい最近のことである。

これまでの常識の原因と結果の法則から判断すると、温暖化対策は電気を使うことを止める以外に解決策はないのである。本誌連載(DND)第171回に書いたように、2030年になるとCO2犯人説の化けの皮が剝がれ、狂気のCO2バッシングは消滅するが、後戻りは出来ない状態に陥っている。

この問題の本質的な解決は、量子力学的機能を持った有用微生物群(EM)の活用以外に選択肢はないと言える。EMは放射能を消滅し、塩を原子転換して肥料にする力もあり、その整流力によって、フリーラジカル化する電荷の害を防ぎ、電子のリサイクル的応用も可能だからである。

先ずは、これまで、本誌やWeb Eco Pure EM環境マガジンの連載でも繰り返し述べたように、EM生活に徹し、EMを空気や水の如く使い、地球を善玉菌化することである。


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