第162回 持続可能な開発目標SDGsとEM活動



 改めて述べるまでもなくEM活動の基本は「安全で快適」「低コストで高品質」「善循環的持続可能」を自己責任と社会貢献認識をもって成功するまで続けるということに要約される。東京湾の浄化、福島の居住地域の放射能問題の解決はもとより、生ごみのリサイクルやゴミの高付加価値化等々、EM活動は社会の公器的機能を着々と果たすようになってきた。

 ことの初めは、1993年に発行された拙著「地球を救う大変革(サンマーク出版)」である。この本は、量子力学的性質を持つEM(有用微生物群)の実績を世に問うために出されてもので上記のEM活動の概念を明確にした内容とな っている。このシリーズは、累計で100万部を突破したが、いわゆる学者や業界の定番的な強烈な反対を乗り越えるのに時間を要することになったが、EMが放射能を消滅することが国際常温核融合学会誌に掲載されたことで決着がつ いたのである。

 今や世界は、地球温暖化対策とSDGsを中心に回り始めているが、それら諸々の現場でEMを活用すると、すぐに目標を達成することが可能である。すなわち、SDGsとは2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のため の2030アジェンダ」のことで、2030年までには「持続可能な」よりよい世界を目指す国際目標である。




 具体的には図に示すように17のゴールと169のターゲットから構成され、個人や会社や団体や自治体および国家にいたるまで、このガイドラインに従って活動することによって貧困の問題も解決し「誰一人おきざりにしない」ゴールを実現しようというものである。
 ようやく、そんな時代になってきたかという感もあり、これでEM運動は更に加速しSDGsを支える大きな力になるものと確信している次第である。
 2011年、東日本大震災に対するEM活用の手引書として「シントロピー【蘇生】の法則(地球環境共生ネトワーク)」を出版した。その中にSDGsの究極すなわち「幸福度の高い国づくりにむけて」と「農業、環境、水産業と健康」についての現実的な対応について述べたがEMが本物であることが明確となった今日この提案を今後のSDGsに生かすべきである。 「シントロピーの法則」から以下抜粋









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