第159回 EMグラビトロン炭による作物の放射性セシウムの吸収抑制



前号でも述べたように、福島の放射能汚染問題は、基本的にはEM技術によって解決済みであるが、福島を「うつくしまEMパラダイス」にするためには、EM技術を更に高める必要がある。

EMの機能は、最終的には抗酸化作用と非イオン化作用、有害なエネルギーを無害化または有用なエネルギーに変化する強烈な触媒作用であり、その究極が原子転換であり、放射性元素の消滅に結びついている。

それらの結果は、国際誌にも公表されたが、そのメカニズムは、量子力学的な解釈が必要である。これまでも繰り返し述べたように、EMは重力波を起点とする量子エネルギーを触媒的に変換する過程で、有害なエネルギーも取り込んで有用化していると言える状況証拠が再現性を持って姿を現している。

その代表的なものは、本誌やWeb Eco Pureで繰り返し述べた、塩の原子転換による肥料化の実用例である。その他、エネルギー分野を含め、様々な応用例が進行中であるが、前号で述べたように、「福島県を世界的な有機農業地域に発展させ、低線量放射線のホルミシス効果を活用した世界的な保養地にするためには」、EMの基本的性質を持った炭の活用は極めて重要な課題である。

この炭は、本誌第142回でも紹介したグラビトロン炭化システムで作った炭である。この炭を活用し、放射能汚染対策を行い、最終的には、本誌第152回で紹介したEMグラビトン農業を実現することである。

今回紹介する情報は、第9回環境放射能除染学会で発表されたポスターセッションの内容である。EM炭は繰り返し使い続けると、効果が累積することが明らかとなっており、本結果を踏まえた活用は、福島の放射能汚染対策と有機農業の飛躍的発展に不可欠のものである。




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