第146回 福島の放射能汚染対策に本質的な解決策を示した映画「蘇生II」



 
2015年に公開された映画「蘇生」は、EM(有用微生物群)を中心とする微生物が放射能汚染対策に有効であることを数多くの研究者や実践者の知見を集め公表したものである。この映画は、確たる多数の状況証拠に基づいたものであり、再現性も実用レベルに達していたが、放射能が作物に吸収され難く、放射能が消失するという件については、物理学者の理解は得られていない状況にあった。

それから4年後、この夏に公開された映画「蘇生II」は、EMによる放射能吸収抑制や放射能の消失が国際学会で認められた成果を踏まえ、映画「蘇生」が真実であったことを証明したものである。EM研究機構と共同研究で、上記のことを達成したベラルーシ国立放射線生物学研究所のメンバーは、今年になってベラルーシの最も名誉ある学術研究賞を受賞したのである。

映画「蘇生II」は、以下の2018年までのEMによる福島の放射能汚染対策を検証しながら制作されたものである。

-2018年までのEMによる福島の放射能汚染対策を中心とする復興支援事業の成果-

  1. 有機物を投与し、EMが十分に活動できる条件を整えて、EMの密度を高めるような栽培管理を行った農地では、作物による放射性セシウムの吸収は完全に抑制される。同時に、作物の収量や品質が向上した。本件は、国際学術誌(Journal of Environmental Radioactivity, Vol 192, 2018, 491-497)に受理され、科学的に証明された。
  2. EMを活用した酪農では、畜舎の衛生問題をすべて解決するとともに、その地域の汚染牧草を給与しても、牛乳中の放射性セシウムは5ベクレル以下となり(国の基準は50ベクレル)、その糞尿(スラリー)を散布した牧草地の放射能レベルが低下し、牧草の放射性セシウムの吸収も抑制されることが確認された。
  3. EMの活性液を散布し続けた場合は、例外なく放射能汚染レベルが低下するが、降雨等で土壌水分の多い条件下で散布すると、より効果的である。
  4. EMやEM・X GOLDを活用すると、電離放射線の被曝障害を完全に防ぐことが可能であり、内部被曝対策にも万全を期することが可能である。
  5. EMは、今後、問題化すると予想されている放射性ストロンチウムの作物への吸収抑制にも顕著な効果がある。
  6. EMを散布された周りの数十メートルの放射線量も低下する。2018年3月にその作用が全県に広がっていることが確認された。
  7. ベラルーシの国立放射線生物学研究所とEM研究機構の再実験において、容器の中においてもEMにより放射線セシウムが極めて有意に減少することが明らかとなった。その成果は、2018年6月にコロラド州立大学で開催された国際常温核融合会議(ICCF-21)で発表された。
  8. このような現象を一般の人々に広く認識してもらう目的で、映画「蘇生」が完成し、4年前から劇場公開され、多くの人々に放射能対策がEMで可能という情報が着実に広まっている。
  9. EMの培養に海水または海水に準じる塩を添加し、EMダンゴに炭を添加し、結界を作ることで、放射能が著しく減少し、無農薬栽培も容易となり、土壌も顕著に肥沃になることが明らかとなった。
  10. EM技術の多角的な応用で、安全で健康に対し素晴らしい高品質の農作物が生産できるようになり、鳥獣害対策も完璧となり、風評被害の根本的対策が可能となり着実な成果が広がっている。
  11. 2018年3月に福島県全体にEMによる重力子(グラビトン)結界エネルギースポットが出来ていることが明らかとなった。事故前の福島は、104の商工会女性部が、EMを組織的に積極的に活用しており、EMを活用している農家数も全国一で、河川浄化のEMボランティア活動も全県的に行われていた。この実績の上に、事故後の大量のEM施用の効果が結界を形成するレベルに達し、居住地の放射能の74%はすでに消失しているのである。それらの結果は、今後も懸念される様々な放射線障害は全く起こらないというレベルに達しており、今後の検証結果に期待したい。


このような現実を踏まえ、これまで放射能を消滅するために行ってきたEMの活用を、より広く社会化するために、2016年度から、生産者を中心とするEMの活用と、その生産物の販売に力点を移し、各々がEM技術を活用した自立の道を着実に進めています。

このような福島の成果を踏まえ、量子力学的にEMの活用を明確にすることが出来るようになり、その原点を『愛と微生物のすべて』(ヒカルランド)として、森・白鳥氏との共著が出版されました。現在、その本の内容を深めるために、福島の関係者の勉強会と検証が進められ、多くの成果が続出しています。この本は、今後のEM活用の原典として、独創的な情報を自在に活用できるようにまとめてありますので、関係者のEM力の向上に役立つことを期待しています。



 この映画は、量子力学的な知見もふんだんに織り込まれており、微生物の持つ本質的な力を 更に深く理解できるようになっている。同時に、人類の抱える諸々の問題に対し、解決策を提 示した映画でもある。近々、英語版はもとより、世界の主要言語に翻訳されることになっており、全人類必見の映画である。



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