第145回 インド軍のリマウントと獣医隊の成果、タイ王室記念ボランティアのEM活用



 
2019年6月27日付のインド軍の公式ホームページに、リマウントと獣医隊の顕著な成果が報告された。その中で、下記に示されるようなEMの活用の結果が述べられている。畜産におけるEMの活用は、ほぼ全世界に広がっており、このニュースもその裏付けとなっているが、注目すべきは、最後のアンダーラインの部分である。すなわち、「荒れ果てた塩害地が肥沃な生産性の高い土壌に変わった」ということである。

https://indianarmy.nic.in/Site/FormTemplete/frmTempSimple.aspx?MnId=YahFTyT0IpqAwuqUzKNW2w==&ParentID=rMhk9tlP9/uOyyjJQp1Rcg==


本件は、塩害土壌がEMによって望ましい生産緑地になるという当方のこれまでの主張を明確に裏付けるものである。


既に本DNDでも報ぜられたように(DND上連載第138回2018年12月)、インドのシッキム州は、昨年までに全州がEMを活用した有機農業化に成功し、国連の政策最優秀オスカーを受賞して、全インドはもとより、世界中から注目され、その成果はインド全体に広がり始めている。

このプロジェクトの推進の裏方に徹したインドのEM事業を推進しているメイプルオークテック社のモハンカ会長は、本年10月に福島県の郡山市で開かれる第9回環境フォーラム(うつくしまEMパラダイス)のために来日し、世界的に注目をあびているEMによる全州有機農業化の成果を講演することになっている。

昨年は、居住地の放射能対策がEMで完全に解決し得るという最終結論が出た(DND上連載第136回、137回)。その成果を、福島県をして世界的な有機農業県にし、うつくしまEMパラダイスを創成しようという新たなチャレンジが第9回環境フォーラムである。


  次は2019年7月26日付のバンコクの運河にEMダンゴを投入し、水質浄化を推進する事業に関する情報である。
https://www.cpd.go.th/cpdth2560/index.php/component/k2/newcpd_25 july2562_2#



この事業は、新国王の徳を高めるための住民参加のプロジェクトで、仏教の善の精神に基づくキングプロジェクトである。タイ国では行政的に解決の困難な事例に対し、王室と住民が協力し、自立の道を開くために様々なキングプロジェクト、またはクイーンプロジェクトがある。これまでも、EMは、様々な王室のプロジェクトで活用されており、多大な成果を上げるようになっている。

今回のバンコクのプロジェクトは、2011年10月に発生した100年に1度といわれる大洪水後の汚染対策で、陸軍や環境・天然資源省等々の国家プロジェクトとして大成功をおさめたという実績に裏打ちされたものである。このプロジェクトは、バンコクをして世界で最も美しい水の都としての未来像を描かせてくれるものである。





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