第141回 国家プロジェクトとして本格化した中国でのEM技術(2)



前回は、中国水産科学研究院淡水漁業研究センターとEMグループが水の汚染対策や水産養殖等にEMを徹底して活用することを目的に、「覚書」を交わし、国家プロジェクトとしてスタートしたことを紹介した。
 講演の前半は、自然界における有用微生物群のもたらす蘇生の力と、その応用の原理等々を述べたが、根本的な解決は陸上での農業生産活動をEM化する必要がある。そのためには、EMの万能性を知ってもらうため、EMによる放射能汚染対策や、塩の肥料化等々の効果も説明した。中国には様々な鉱山の汚染もあり、広大な塩類砂漠があり、それらの問題も同時に解決する必要がある。後半においては、以下のような講演を行った。
 図1は、現実問題としてインドのシッキム州で実行されている例である。中国では、更に進化したEM技術を活用すべきであるが、先ずはこれまでのEM技術を理解してもらうため、図2と3を示し、図4以下、福島の放射能汚染対策と塩を肥料化できる実践例を紹介した。



図 1 シッキム州へ国連から最優秀政策オスカー賞が授与


図 2 EM の 3 つの機能について

図 3 EM の蘇生力


図 4 実験圃場における放射性 Cs 濃度の推移

図 5 土壌中の 137Cs 濃度の減少


写真 1 2011 年 3 月の津波被害の状況

写真 2 2011 年 5 月田植の状況


写真 3 2011 年 7 月生育状況

写真 4 EM 災害復興支援プロジェクト看板


写真 5 2011 年 9 月生育状況

写真 6 2011 年 9 月生育状況


図 6 福島の居住地域の放射能は 74%消失している

図 7 上の赤い線は理論値、青い線は現実の測定値


図 8 2018 年 4 月新聞記事

図 9 福島での EM 活用拠点


図 10 塩の肥料化実験

写真 7 塩の散布状況


写真 8 散布機を活用する例

図 11 EM の原子転換力

中国には広大な塩害砂漠があり、その地域は塩分を含む、地下水がある。このような地域でEM技術を活用すれば、中国の食料問題の根本的な解決につながるものであり、水質汚染対策の究極として考える必要がある。





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