第139回 EM技術を活用した塩の肥料化実験II



 すでに明らかなように、EMには放射性元素の著しい吸収抑制効果があり、幅広く実用化されている。同時に、EMは放射能を消滅する機能があり、本件に関する実用性も本DNDシリーズで繰り返し情報提供を行ってきた。
 上記の件については、国際学会でも認められ、EMはエセ科学ではなく、科学の最先端に位置することが明確になったのである(参照:Journal of Environmental Radioactivity Vol192)

放射能の消滅は、別の視点から見ると、原子転換力があるということである。
 生物による原子転換は、1960年代にフランスのケルブラン等によって多くの証明がなされ、その後も多方面で確認されているにも関わらず、いつの間にかエセ科学の代表的な存在となっている。
 そのため、EMに原子転換力があると主張する当方も、いつの間にか、エセ科学の代表者格とみなされるようになったのである。ケルブランの場合、分析の精度やその原理の応用が十分でなかった背景もあるが、その限界を明確にするためにも、逆説的に植物に有害な塩をEMで原子転換し肥料化し、一般的な農業技術として活用すれば、疑いの余地は無いということになる。
 福島の原子力発電所の事故の次年度(2012年)から、この技術の実用化に取り組み、EMを活用した塩の肥料化は広く普及し始めている。とは言え、塩を長年使い続けていると、必ず塩害が発生するという懸念は残されている。
 この件について、本DND第124回ですでに報告済みであるが、より確たる情報として、今回の実験の結果を紹介したい。なお、試験に使用された土壌区は、ハウスの中で降雨の影響は全くなく、また除塩のための余分な潅水を行わず、塩入りEM活性液(海水濃度と同じ)を使い、5連作した結果である。分析も最先端の専門の分析機関で行われたものであり、本結果は塩害の懸念も完全に払拭するものである。















































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