EM の様々な性質が明らかになるにつれ、廃油石けんへの応用、EM シャボン玉石けん等の商品化によって、EM は、クリーニングの分野に広がり、クリーニング排水による水質汚染の根本的な解決策となっている。
その成果は EM クリーニング研究会の多大な功績によって、我が国はもとより、世界のクリーニングが EM 化すれば、水質の浄化源として機能し、水系の生物多様性の復活と水産資源の振興にも大きな潜在力となることは改めて述べるまでもない。
海水培養の EM 活性液は、従来の EM をはるかに超える多様な力があり、市販のあらゆる洗剤と併用することが可能である。その結果は、クリーニングにおける様々な問題を解消すると同時に、洗剤を半量以下にすることも容易である。
すなわち、洗剤と等量の容積と同じ量のEM を、5~10倍の水で混和し活用するという簡単な方法である。洗剤の使用量は、2~3 割減から始め、要領が解るようになると、5 分の 1(20%)に減らすことも可能である。
EM は、すでに明らかなように、環境中の化学物質や放射性物質等々を無害化、または消滅させる力があり、この方法を徹底すれば、家庭排水の大半が水質浄化源となり、生態系を豊かにし、生物多様性を守るライフスタイルとなる。併せて、EM 生活に徹すれば、健康増進や環境浄化活動を日々行っていることになる。
以下紹介する EM 研究会や、その流れで全国に広がった事例は海外でも広がっており、EMのこのような力をより多くの人々が認識し、積極的に活用すべきである。