第130回 福島に存在する巨大な重力子(グラビトン)結界



 2018年3月11日、“福島第一原発半径80キロ圏の放射線量が74%減少”というニュースが発表された。この調査はヘリを使い、300m上空から放射線の調査を行っていて、測定された地上1mの1時間当たりの放射線量を9つの色に分け地図を作成したものである。この現象は、山林や汚染土壌の集積場はもとより、すべての地域で均等に大幅に減少しており、理論値をはるかに上回る低減率である。
 先ず、福島県のホームページ『ふくしまの環境放射線のいま(2016年4月)』に公開された事故直後の平成23年4月から平成28年4月までの空間線量率を紹介したい。この減少率は、理論値をはるかに上回るものである。













(※上記掲載の画像は福島県HP「ふくしまの 環境放射線のいま(2016年4月)」から引用)


 次に主要な地域の減衰率の理論値(赤)と実際の数値(ブルー)と同時に、事故直後から1年後の減衰の状況を右上に呈示されている。この図を見ると、福島ではこれまでのスリーマイルやチェルノブイリの現実や理論値と大きくかけ離れており、被災直後から急激に減衰しているのである。
 多くの人々は、従来の常識から判断して、福島のこの現実を疑問視しているため、風評被害は残っている。とは言え、4月24日の日本経済新聞の報道のように、その安全性と評価に厳しい海外の場で、安全で品質が良くなければ受け入れられるはずはないのである。この経緯もウクライナやベラルーシと大きく異なっている。



 では福島で、なぜこのようなことが起こったのかと言えば、我田引水になるが、それはすべてEMのお陰である。事故当初、数年は年に10回、その後も5ー6回福島を訪ね、EMによる放射能対策や環境や農業へのEM活用のセミナーやフォーラムを続けており、その成果は毎年、環境フォーラム『うつくしまEMパラダイス』で発表し、認定NPO地球環境共生ネットワークHP[http://www.unet.or.jp/download]から、「EM災害復興支援プロジェクト事例集」としてまとめられ、公開されているのである。

 本DNDシリーズでも、その情報を紹介し、基本的に放射能汚染対策は安全、快適、低コストで善循環的、持続可能という結論に達し、福島を「うつくしまEMパラダイス」へと推進するために着々と様々な技術革新を行ってきた。
 その基点が事故翌年の2012年11月に開催された第1回目の環境フォーラムで、明らかとなったのは、EMを散布すると、その隣接のEMを散布しないかなりの部分の放射能も著しく減少することである。また、過去にEMを使っていた田畑の放射線量が著しく低く、その周りも広範にわたって放射線量が低くなっていたという事実である。
 当時は、EMの波動(重力波)効果であると説明したが、その後、福島ではEMの整流炭(DND第129回)や塩、海水培養のEM活性液等々を使い整流技術がかなり一般化し、生産物の質量ともに顕著に向上し、鳥獣被害対策も完璧な成果を上げているのである。
 今回の福島県のホームページの放射能の減衰率と海外での農産物に対する評価は連動した姿となっている。たまさかな話であるが、この現象は事実である。
 これまでも本シリーズやウェブエコピュアでEMによる原子転換や重力波の結界効果(エネルギーフィールドの創成)を明らかにし、この技術は全国のEM関係者によって急速に普及し始めている。
 この技術の理論的な立脚点は、これまでも、本DNDやウェブエコピュア等々で紹介した関英男博士の著書「グラビトニックス」である。この本によれば、EMセラミックスのように重力波を発する微生物を含む物質は、かなり離れていても結界を作ることが可能であり、工夫次第では20Kmに及ぶと明言しているのである。
 現在では、この技術を広域に広げるため、結界の波動源となる基底を、整流炭と塩とEM活性液を100ー1000m間隔に設置し、その間を海水培養のEM活性液を100ー500倍くらいにして線を引いて連結するイメージで各基底を連結すると、かなりの広域を結界化することも容易となったのである。
 また既に述べたように、EMを使っていない農家でも、隣接するEM農家からの波動で、時間とともに類似のEM化傾向が認められるようになる。このような背景を考えると、福島のEMを活用した地域間の距離は最長でも5Km以内となり、事故後には、事故前に使われた何倍ものEMが活用されているのである。
 かつて福島はEM活用の最先進県であり、EMを使った農家の数も全国で最も多く、また104の商工会女性部が長年にわたり河川浄化や生ゴミリサイクル、農業等々にEMを積極的に使っており、事故直後からは、新たに大量のEMが使われていることも直視すべきである。
 従って、福島の河川や湖沼の殆どにEMが使われており、その河川も結界を連結するのに大きな役割を果たしているのである。そのため、海の放射能も予想外に著しく減少していることは、改めて述べるまでもない。
 下記の図は、これまで、EMを積極的に活用した地域や、被災後にEMを大量に使っている地点を福島県の地図上に落してみたものである。この図には、EMを使っている農家や個人的にEMを使っている例は含まれていない。従って、それぞれのマークの回りに広くEMが使われているという状況と理解すべきである。

「EM活用地点地図」


 この地図に、放射能汚染マップを経時的に重ねると、EMが多く使われている地域の放射能の減少率が早くなっていることが読み取れることである。同時に、除染した場所が特に低くなったのではなく、また、その除染土を集めた地点が特に高くなっている訳でもない。

 山林は時間の経過とともに放射線量は均等に減っており、また各庁舎の汚染量も事故後、しばらくすると、すべて同じ傾向で急激に減少しているのである。
 すべてEMだと主張するつもりはないが、EMを使用すると耐放射線微生物が急増することも明らかとなっている。すなわち、EMの密度を高めると、類似の機能を持った自然界の微生物も同時に増え、協同的機能を発するからである。この結果を踏まえ、現在福島で行われているEM活動を更に進化させ、高度化すれば福島は必然的に「うつくしまEMパラダイス」になることは時間の問題である。従って、これからは、かつてウクライナやベラルーシで起ったような懸念は絶対に起こらないと言える状況となっている。
 残りは原発周辺ということになるが、廃炉に当ってもEM技術の活用を真剣に考えるべきである。
 また、日本全国に福島のような地域全体がエネルギースポット化している所がある。沖縄はもとより東京湾、三河湾、英虞湾の他に、熊本地震で全く被害が発生しなかった熊本市の河内町、天草市の有明町上津浦、その他、新潟県の村上市等々である。類似の現象は全国に広がりつつあるが、今後の結界技術の応用次第では、比較的容易に全国をエネルギースポット化することも可能である。お金もかからず、素人でも実行できるため、今後が楽しみである。




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