第126回 第7回環境フォーラム『うつくしまEMパラダイス』2



ベラルーシ国立放射線生物学研究所の成果

 EM研究機構とベラルーシ国立放射線生物学研究所は、1996年以来20年以上の共同研究の歴史がある。現在確認されている放射能の消失的な現象や、放射性元素の作物への吸収抑制や、動物や人体における電離放射線被害の軽減等々は、1997年には明らかとなり、1998年の私の現地調査の結果でも、その効果が確認された。
 前代未聞のそれらの結果は、ロシア科学アカデミーはもとより、多くの学会の拒否反応が強く、当事者もその成果を喜びつつ、発表できない状況となった。この成果を世に問う必要から、自然農法とEM技術国際会議(タイ国)やEMフェスタで発表したり、私の著書「甦る未来(サンマーク出版)」等々で触れたが、全く信じてもらえなかったのである。
 不幸にして、2011年3月11日、東日本大震災と同時に、東京電力福島第1原子力発電所の事故が発生し、非常事態となったのである。私は、その1週間後から、EMによる放射能汚染対策の可能性の情報を発信し続け、5月の連休明けから飯舘村での現地実験を進め、6月には結論を出したのである。同時に、福島へ何度も足を運び、認定NPO法人地球環境共生ネットワーク(Uネット)のEM災害復興支援プロジェクトを発足させ、「EMによる放射能汚染の消失」を証明したのである。その成果をもとに「シントロ ピー(蘇生)の法則(EMによる国づくり)」を出版(Uネット)し、国会議員全員に配り、国や福島県や東京電力にも情報提供を積極的に行ったのである。
 その結果は、「全くの無視」または「EM潰し」という予想もしない鄭重な反応であった。そのお陰で、すべてを自力で、と言う覚悟が固まり、その後、重力波の概念も明確となり、「愛と微生物のすべて(ヒカルランド)」で「比嘉セオリー(説)」を公表することが出来、「EMによる原子転換の応用」を実用化するに至ったのである。
 その著書で、私は、量子力学の世界は神々の世界で、起こることは、すべて必要、必然である旨を述べたが、過去に起こった膨大な陰湿なEMバッシングは、すべてEMを鍛える必要から発生したともいえるが、この法則に従えば、「撒いた種は必ず刈取る」という原則に裁かれることになり、今後が楽しみである。
 本DNDシリーズでも述べた通り、EMの原子転換による塩の肥料化は、急激な勢いで広がっており、その現実から判断すると、従来の土壌肥料学会は、無用の長物となることは必須である。
 今回紹介するベラルーシの国立放射線生物学研究所は、これまでの成果を総括し、EM活用の国家プロジェクトにつなげられる内容となっており、次年度からの発展プログラムの根拠となるものである。




本日は私どもベラルーシ共和国国立科学アカデミー放射線生物学研究所とEM研究機構との長期に渡る共同研究の主な成果と将来の展望についてお話しいたします。


放射線生物学研究所は、以下IRBと略しますが、チェルノブイリ原発事故により生じた様々な課題を解決するための研究を行うことを目的に、1987年に首都ミンスクに設立されました。
2003年、同研究所はチェルノブイリに近いベラルーシの第2の都市であるゴメリに移されました。現在、IRBには、放射線生態学、毒物学、生化学、遺伝学などの研究のための最新設備が備わっています。


ベラルーシ共和国名誉科学者、ベラルーシ科学アカデミー会員かつ医学博士であるヤウヘニ コノプリヤ(Yauheniy Konoplya)教授が、このIRBの創設者であり、初代の所長でした。彼は、放射線の低線量慢性被ばくの影響を明らかにし、放射性物資に汚染された区域において安全に生活するためのガイドラインを策定するための重要な研究を行いました。
2009年から2015年まで、アレクサンドル ナウモフ博士が研究所を率いました。そのあとを、私が引き継ぎました。EM研究機構との共同研究はコノプリヤ教授が所長であった1996年から開始されました。主に放射能の有害な影響を抑制するためのEMの活用方法について研究してきました。


IRBの主な研究の方向性は次のとおりです:
・放射線による長期的な医学・生物学的影響の評価および予測、
・防護措置の策定のための、放射線 (電磁波を含めて)と非放射線要因との複合的な影響の調査、
・環境、植物、動物への放射能汚染の影響の評価、安全な自然の管理方法の開発、放射線生態学的なモニタリング。
・放射性物質の食物連鎖への取込過程や体内への蓄積についての研究および放射線の影響を低減する方法の開発。


この研究所の主な成果は次の通りです:
・環境中の放射性核種の包括的評価。
・生態系における人工放射線核種の動態調査。
・超ウラン元素による 放射線被曝の予測。
・事故直後の短寿命放射性核種による汚染状況の再現。
・様々な土壌における放射性核種の垂直移動と浸透率。
・“土壌-植物-動物-人”の連鎖に沿って移動する放射性核種の特異性の発見。
・放射性物質による長期被曝が生物に及ぼす影響。
・EMおよびEMボカシによるセシウム137及びストロンチウム90の農作物への移行抑制方法


2015年、放射線リスクの最小化のための国際科学センターがIRB内に設立されました。このセンターは、IAEAやICRP等の国際機関と連携しています。同センターは、実験部門、情報・解析部門、そして、専門家部門の3つで構成されています。実験や分析作業に加えて、研究や開発の調整及び電離放射線源の組織的管理をしています。


センターの主な目的は、人為的に増加した電離・非電離放射線のある環境下において、人の寿命を延ばし、生活の質を向上させるための手段と方法を開発することです。


IRBは1996年以来20年以上にわたりEM研究機構と協力関係にあります。共同研究は研究所の主な仕事の一つとして実施されています。共同研究から得られた主な成果は次のとおりです。
・EMの使用は、牛、子牛、および鶏の体重を増加させます。また、動物の免疫力を高め、畜産物の品質を向上させます。
・土壌や植物にEMやボカシを施用すると、収量や品質が向上し、土壌の肥沃度が増します。
・EMによる土壌処理は、植物に吸収され易い放射性セシウムやストロンチウムを減少させ、作物中における放射性物質の蓄積を抑制します。
・EMXGOLDには、抗酸化作用および免疫調整作用があることから、放射線による長期被曝下においてはその使用を推奨します。また、 EM・X GOLDとEMは生物体内からのセシウム137の排せつを促進します。


ここでは、人や家畜の健康に悪影響を及ぼす環境汚染を最小限に抑える方法について、最近の研究結果から幾つかを紹介します。畜産はベラルーシ共和国ではとても盛んです。多くの酪農場が数万頭の牛を所有しています。このような農場は、有害なガスの発生源となりえます。それは悪臭だけではなく、人や家畜の健康にも悪影響を与えます。例えば、アンモニアを含んだ空気を長時間吸入すると、血液中のアルカリ蓄積能、ガス交換能、および栄養素の消化率が低下します。血液中に比較的多量のアンモニアが蓄積すると、中枢神経系の激しい興奮、けいれん、呼吸器の麻痺および死の原因となります。
研究所では、人間の健康および家畜の生産性に悪影響を及ぼす有害物質を防ぐために、EMを使用した大気中の汚染物質の濃度を抑制する方法を検証しました。実験では、EM活性液を畜舎に散布したところ、翌日にはアンモニア含量が40%も減少しました。また、この効果は、次の日まで持続しました。


EM活性液を畜舎内に散布すると微生物にも変化が見られました。処理後数日のうちに、有用菌の数が83〜250%増加しました。病原菌および日和見菌の数は、9〜31%減少しました。
私たちの分析によれば、EM活性液の畜舎への定期的な散布により、乳量の生産性が10〜15%向上し、乳牛の生産寿命が10%向上しました。この費用対効果は、ベラルーシでは、EM処理に投資した1ルーブル当たり約100ルーブルの利益に相当します。


これらの研究成果は、「畜舎における臭気汚染抑制のための生物学的手段」という書籍にまとめ、IRBより2018年にロシア語版および英語版を出版予定です。


本実験は、以前にも本フォーラムで一部紹介しましたが、EMとEM・X GOLDが内部被曝の有害な影響をどのように低減するかを調べました。体内でのセシウムの吸収と排せつに影響している因子は、腸内細菌です。ラットに高濃度の放射性セシウムを含む餌を与え、同時に、一つ目のグループにはEMを、二つ目のグループにはEM・X GOLDを与えました。この実験に用いたラットにおけるセシウム137の生物学的半減期を調べました。


結果について説明します。EM・X GOLDを与えたラット群では、生物学的半減期が282時間と最も短くなりました。また、バラツキが小さかったのは、EMを与えたグループにおいてでした。EMおよびEM・X GOLDを与えたラットのセシウム137の生物学的半減期は、対照グループと比較して短縮される傾向を認めました。
実験動物ではセシウムの排せつのバラツキが個々により大きいのですが、EMあるいはEM・X GOLDを与えると、体内からの放射性セシウムの排せつが促進される効果があると考えられます。


放射性物質で汚染された農作物を食べると、腸粘膜が高い放射線に曝されるので、腸粘膜への影響を観察することが重要です。ラットを用いた実験では、セシウム137をエサとして与えると、小腸の細胞死が増加し、異常分裂やアポトーシスが増加します。右の写真の矢印は、アポトーシス細胞、真中の写真の矢印は異常な有糸分裂を示しています。
EMをラットに与えると、内部被曝による小腸の細胞死を減少させます。このグラフは、放射性セシウムで汚染されたエサを与えられたラット小腸の細胞分裂に対するEMの効果を示しています。 EMは異常な有糸分裂およびアポトーシス細胞の割合を減少させます。


内部被曝の影響は、小腸粘膜の構造変化や、白血球及び小腸上皮細胞に浸潤という炎症反応として現れます。
EMを与えることにより、これらのグラフで示したようにそれぞれのパラメーターが改善し、炎症反応の重篤度および粘膜の変性が軽減されました。


これまでの長い研究を通じて以下のことが主に分かっています:
1. EM技術は、農作物や家畜の生産効率を高めるだけでなく、農畜産物の品質を向上します。また、より良い環境を作ります。
2. EM技術は、放射性物資で汚染された地域で特に役立ちます。例えば、
・EMおよびEMボカシは、放射性セシウムおよびストロンチウムの農作物への移行を抑制します。
・EMとEM・X GOLDは体内からの放射性セシウムの排せつを促進します。
・EMとEM・X GOLDは、放射線の体組織への有害な影響を軽減します。
これらの研究成果は、毎年ベラルーシで開催される国際会議や国内外の学会等で報告しています。


今後の展望として以下のことを検討しています。
- 土壌中の137Csの放射能崩壊に及ぼすEMの影響とそのメカニズムについての研究。
- 作物中の放射性物質の蓄積を抑制するEMを基本とした新技術の開発。
- 放射性物質で汚染された地域の農場におけるEM技術の経済的有効性の評価です。




本日は、 EMとEMボカシの土壌中セシウム137への影響に関する研究結果について発表致します。
チェシク博士の発表でも述べられましたが、放射線生物学研究所では、EMを用いた様々な実験を20年以上に渡り行ってきました。最も重要な結果の一つは、EMは土壌にある放射性セシウムおよび放射性ストロンチウムの植物への移行を抑制することです。


このスライドには、これまでに実験室および圃場で実施した一部の実験結果が示されています。
左のグラフですが、カリウム肥料とEM施用が、レタスの葉のセシウム137の蓄積に対して有効であることを示しています。室内実験では、塩化カリウムの施用で最も低いセシウム濃度を示しました。また、EM及びEMボカシの施用は、放射性セシウムの蓄積を減少させる効果的な方法でした。
右のグラフですが、圃場実験ではレタスの放射性セシウムの蓄積を減少させるEM技術の有効性が確認できました。「EMとEMボカシ」及び「EMと塩化カリウム」の組合せで最も良い結果が得られました。
放射性セシウム濃度は、対照区と比較して23%低下し、カリウム肥料のみよりも良い効果を示しました。


左のグラフにおいて、EMとEMボカシの施用がエンバクの放射性セシウムと放射性ストロンチウムの蓄積を減少させることがわかりました。また、右のグラフでは、異なる濃度のEMのトウモロコシへの施用は、植物体中のセシウム137の蓄積を10〜38%、種子中では14〜33%減少させました。したがって、EMとEMボカシの施用により、エンバクとトウモロコシにおけるセシウム137の蓄積の減少が認められました。


作物における放射性物質の蓄積の減少は、植物が利用可能な放射性物質の物理化学的形態の変化、及び、植物の根が生えている土壌中の放射性セシウム濃度の低下、例えば下方への移動によって引き起こされると考えられます。

このスライドでは、EMによる異なる処理が、植物に利用可能な形態の放射性セシウムの割合の減少にいかに影響を与えているかを示しています。
3つの対照区を設けていますが、一つ目は植物に利用可能なセシウムの割合が低い無処理の乾燥土壌です。2番目と3番目は より現実的な対照区ですが、それぞれ水を繰り返し添加した区と有機物を添加した区になります。
これらの区では、植物に利用可能なセシウムの割合ははるかに高くなります。しかし、EMを5%の濃度で繰り返し添加するか、またはEMボカシを5%の用量で添加すると、根から吸収可能なセシウム137の割合が乾燥土壌と同程度に減少します。


私はまた、EMは土壌中の植物の根のそばにあるセシウムを下方に移動させると推察しました。この仮説を検証するために、実験室と圃場において一連の実験を行いました。室内実験において、土壌を水、酢酸およびEMの異なる濃度で洗浄しました。セシウムの移動は、EMの比較的低いpHに因るものと考え、酢酸を添加する区を設けました。繰り返し処理した後、土壌試料を洗浄した液体中から抽出されたセシウム137の量を調べました。
グラフはその実験結果です。 予想通り、酢酸は水よりも土壌からセシウムを3倍多く抽出し、酢酸によりセシウム137の移動が増加することが分かります。EMの1%希釈では、水と同程度でした。 しかし、さらに濃度の高いEMの10%希釈では、セシウム137がより抽出されました。 EM10%希釈液で土壌を洗浄すると、水の場合と比較してセシウム137の下方への移動速度は2倍以上に増加しました。


実験終了後、土壌試料中に残っているセシウム137を調べたところ、予想外の結果が得られました。酢酸で最も多くセシウムが抽出されたことから、土壌中に残った放射能は最も少ないと予想しましたが、土壌に残ったセシウムが最も少なかったのは、EMで抽出した場合でした。


このスライドは、土壌に残ったセシウムと液体中に抽出されたセシウムを合計した数値を示しています。EMの10%希釈液で処理した土壌では、セシウム137の約20%が消失したことになります。この変化は統計的にも有意でした。この結果をどう説明できるのでしょうか? この質問に対する答えを見つけるため、別の実験を試みました。


この実験には、チェルノブイリ警戒区域から採取した1kg当たり約10,000Bqのセシウム137を含む土壌を用いました。100ml容量の容器に入れた土壌に、異なる濃度のEMあるいはEMボカシを混合し、室温下で保管しました。そして、実験の前と18か月後のセシウム137を測定し、減少率を算出しました。


このグラフでは、異なる濃度のEMで処理された土壌中のセシウム137が、どのくらいの割合で低下したかを見ることができます。赤い点線は、放射能崩壊による物理的減衰率を示しています。対照区として水あるいは水と有機物を添加した場合では、物理的減衰率とほぼ一致しています。しかし、1%と10%濃度のEMを添加した土壌試料では、物理的減衰率よりも大きくなりました。10%濃度のEMではデータにバラツキがあるので統計的な差を示せませんが、1%濃度のEMでは、対照区である水を添加した場合と比較して、統計的に有意な差がありました。


1%及び5%濃度のEMボカシを添加した土壌試料では、物理的減衰率よりも大きくなり、対照区である水を添加した場合と比較して、減少率が統計的に有意に増加しました。
これは非常に奇妙な結果なのです。放射能の崩壊定数が変動するという考えはとても論争の的になる問題です。なぜなら、1930年にラザフォードらにより出版された本「放射性物質からの放射線」で定められた崩壊定数不変の理論は、以後80年以上にわたり、放射性物質はいかなる条件下においても固定された指数関数的な減衰に従うと考えられているからです。


しかしながら、近年では、崩壊率は一定ではなく、太陽の影響を受けているという提案があります。
2009年、インディアナ州パーデュー大学の物理学者らは、シリコン32と塩素36の長期測定における説明できない年間の崩壊率の変動について議論した論文を発表しました。その中で、それぞれの崩壊率は、地球が太陽に最も近い年に最も加速したようであったと指摘しました。 彼らは、太陽からのニュートリノが何らかの形で崩壊率に影響を及ぼしており、年毎の崩壊率の振幅は地球と太陽の間の距離の年変動に関連している可能性を示唆しました。しかし、この考えは、物理学者の間では懐疑的に扱われました。米国ヴァージニア工科大学の物理学者、パトリック・フーバーは、もしもこの現象が現実であり、「実験上の何らかの操作によるものでない」とすると、これは「異常な新しい物理学を必要としており、さらに特別な証拠が必要」であると述べています。


もう一つ例をあげます。それは、アメリカン大学教授でマックスボルン研究所にも席をおくReiss博士による放射性崩壊率の変化の測定についてです。彼は、低周波電磁場がセシウム137のβ崩壊を加速する可能性について報告しています。セシウム137の放射性崩壊は2段階からなります。第1段階はβ崩壊であり、準安定短寿命のバリウム137を形成します。この後、バリウムは、661.6keVのエネルギーを有するガンマ線の放出と共に安定な状態に移行します。電磁場はこのうち第1段階のベータ崩壊を加速しました。
ところで、生物体内で低周波電磁場を発生させるシステムを見つけることができるでしょうか?私はそれが細菌細胞内の光合成器官ではないかと思っています。光合成器官の膜上におけるイオン勾配の形成は、光エネルギーから化学結合エネルギーへの変換にとって重要な条件となります。
したがって、私の仮説とは、細菌中の光合成器官の膜上のイオン勾配の振動により、局所的な低周波電磁場が生成され、それがセシウム137の崩壊率を加速するというものです。これは一つの仮説であり、それを証明するためには「特別な証拠」が必要です。


その仮説を検証するための第一歩は既に実施しました。この実験では、5%濃度のEMボカシを加えた乾燥土壌に水を徐々に加え、その土壌中のセシウム137の崩壊率を測定しました。ご存知のように、細菌は活動のために水を必要とします。土壌中の水分含量をある程度まで増加させると、細菌の活性は高まります。
土壌水分が26%に増加したとき、我々はセシウム137の崩壊率の増加を観測しました。この時、乾燥した土壌とは統計的にも有意差がありました。したがって、この効果は土壌中の有用微生物の活性化に関連していると推察することができます。もちろん、これは私たちの仮説を検証するための最初の結果に過ぎません。このような実験を何度も繰り返し、再現性を得たうえで、その他の確認も行っていかなければなりません。しかしながら、我々は上手くいくものと考えています。


まとめです。
・EMは土壌中のセシウム137の形態を変換します。その結果として、作物における放射性物質の蓄積を低減します。
・EMとEMボカシは、セシウム137の植物に吸収可能な物理化学的形態の割合を減少させます。
・EM及びEMボカシで処理した土壌では、セシウム137の低減率が理論的減衰率と比較して増加することを認めました。
・近年、電磁場がセシウム137のβ崩壊を加速するという報告がなされていることから、今回の現象の要因として、光合成細菌の膜上の電磁場の影響によるβ崩壊の加速ではないかと推察しています。




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