第108回 地球蘇生プロジェクト フォーラム福島へこらんしょ〜!



 2011年3月11日に発生した東日本大震災と福島における東京電力福島第一原子力発電所の事故から5年余となり、様々な復興の手当てがなされつつあるが、放射能に関する不安は解消されたとは言えず、広大な汚染地帯も残されたままである。
 これまで何回となく、EMによる試験データーと実証事例を示し、居住地域における放射能対策が万全であることを明らかにし、放射能対策による様々な支援ボランティアを続けてきた。プロジェクトに参加している50余の団体に所属している関係者は、EMの効果を直接または、市町村関係者に測定してもらい、EMの効果について確信を持つに至っている。
 この成果は、いかなる専門家も否定できない事実であるが、国または国が認めた公的な研究機関が調べてないという理由で、公的な予算は全く投入されない状況のままである。EMの活用によって風評被害を克服した事例もかなりあるが、全体として、この壁を突破するには、これまでの放射能対策の成果を、より現実的なものにする必要がある。
 私が理事長を務める認定NPO地球環境・共生ネットワークは、被災当初から様々な支援活動と現地指導を行ってきたが、今でも、年2回の成果発表と検討会、および環境フォーラム(うつくしまEMパラダイス)を行っている。
 昨年から、微生物(EM)による放射能および環境対策が実用化している事実を、ドキュメンタリーにした映画がロードショウとなり、多くの人々に微生物の力を知らしめすための突破口が出来たが、マスコミは、放射能に関しては、政府が認めた以外の情報は流さないという報道規制を厳格に守っているため、これまで述べてきた現実を知る人は限られたものとなっている。
 放射能の問題は、30年経過したチェルノブイリは、今も解決できずにひきづったままである。福島が5年経過したといっても、序の口であるが、30年後には、現在の福島の方針を決めた人の大半がこの世にいなくなり、誰も責任を取らない仕組みとなっている。
 この問題の本質的な解決には、より多くの人々に、これまでのEMの実績を知ってもらい、パラダイムを変えると同時に、福島に誰でも移住したくなる「EMパラダイス」、すなわち「EMユートピア」を作る必要がある。そのためには、その会員の家族を含め、EM生活に徹してもらい、EMの専門医の指導の下に、難病はもとより、全ての健康に関する対応を無料にすることから始まり、安全で超々高品質の生産物の販売(国内外)はもとより、様々な発展計画が検討されるようになったのである。
 今回のフォーラム福島は、白鳥監督が代表を務める地球蘇生プロジェクトが中心となり、EMをベースにした福島の放射能対策の一環である。
 本フォーラムに当たっての私の提案は以下の通りです。



すべての場でEMを空気や水の如く使うと放射能問題は自然に解決されます

 EMの放射線被害対策の可能性を見極めるため、1994年、チェルノブイリ原発の被災国となったベラルーシの国立放射線生物学研究所と共同研究を始めました。
 EMの施用の方法によっては、作物が放射性セシウムや放射性ストロンチウムを吸収しにくくなることが明らかになり、ラットの試験ではEMXを使うと、電離放射線の害を著しく軽減することも確認され、1997年に沖縄で開催されたEMフェスタで公表されました。
 その後、日本に療養に来るベラルーシの内部被曝した子供たちに協力してもらい、EMXの飲料によって、放射性セシウムの身体負荷量を完全に消去すると同時に、耐放射性機能が長期に渡って保持されるということも明らかとなりました(DND連載第40回)。本報告は、同じく、2001年のEMフェスタで公開されました。
 私は、EMによる土壌中の放射能汚染対策に効果があることを確認していましたので、私の立会の下で、再実験を行いました。何と、1回の散布で15%もの放射線量が減少したのです(DND連載第46回)。しかしながら、当事者は、その事実の発表をためらってしまいました。更に、ウクライナでの実験では、EM散布によって35%も放射線量が減少したのですが、当時のロシア科学アカデミーは、ベラルーシとウクライナでの実験結果の発表を認めてくれませんでした。
 2011年3月11日に起きた、東日本大震災は、絶対に安全とされた日本の原子力発電所の事故も重なり、地震と津波の被害に増して、史上最悪の大災害となりました。私は、その1週間後から、DNDやエコピュアの連載を通じ、EMによる衛生対策、塩害対策、放射能対策について情報を発信し、NPO地球環境・共生ネットワーク(Uネット)を中心に多数のボランティアの協力を得て、様々な支援を続けてきました。
 同時に、飯舘村での放射能低減実験を立ち上げ、たくさんの人々の協力を得て、2011年8月までにEMの活用によって、かなりのレベルの対策が可能であることを確認し、その成果を広げるために、福島県を中心に、各地でEM技術による復興支援・放射能対策のボランティアプロジェクトを立ち上げました。
当初、6ヶ所からスタートした本プロジェクトは、すぐに倍々と増え、現在は52プロジェクトになり着実な成果を上げています。EMは、放射能汚染や化学物質の害を減らし、土や水や空気をきれいにし、人間の健康にとって望ましい農産物を作り出すだけでなく、地下水や河川や湖沼、海をきれいにし、生態系を復活させ、生物多様性を積極的に守ってくれます。
 EMは、安全で快適、低コストで高品質、使えば使うほど効果が倍増し、持続的発展が可能な技術です。福島が自力で根本的な問題を解決するためには、すべての分野でEMを水や空気の如く使う、すなわち、EMを生活化する以外に選択肢はありません。私達は、これからも更に強烈に、このボランティア活動を推進して行きます。放射能に関し、御心配な方は御相談ください。万全な対策で対応いたします。



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