福島第一原子力発電所の事故の発生・進展の主な経緯

5月10日18時更新

5月18日
09:00 リモートコントロール重機により瓦礫(コンテナ3個分)を撤去
09:00 従来の方法により、協力企業ヤード他において、飛散防止剤を散布(約8,750m2)
09:24 2号機環境改善に向けて2号機原子炉建屋の事前調査実施
10:40 メガフロート受け入れのため、パージ船(淡水の供給船)2隻、福島第一 原子力発発電所から福島第二原子力発電所向け出港
16:30 3号機窒素封入現場確認のため、3号機原子炉建屋を事前調査
5月17日
08:00 メガフロートが小名浜港に到着
09:00 遠隔操作ロボットにより3号機原子炉タービン建屋北側等の瓦礫撤去
10:00 6号機タービン建屋地下滞留水の仮設タンクへの移送(計75t)
5月15日
05:20 メガフロートが横浜港から小名浜港へ向けて出港(到着予定 5/17午後)
09:00 3号機タービン建屋東側、3号機原子炉建屋北側周辺にて瓦礫撤去作業(コンテナ5個分)(〜16:00)
10:00 6号機タービン建屋地下の溜まり水を仮設タンクへ移送 (約100m3) (〜15:00)
10:30 従来の方法により、固体廃棄物貯蔵庫周辺他において、飛散防止剤を散布(約7,00m2 )(〜14:00)
13:28 原子炉への注水量を増やした際の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータの傾向を監視するために、1号機の原子炉注水量を8から10m3/hに増加
14:33 3号機の原子炉へ消火系ラインより五ホウ酸ナトリウムの注入(180kg)(〜17:00)
16:25 4号機使用済燃料プール冷却のためのコンクリートポンプ車による放水(約140t)(〜20:25)
16:26 4号機使用済燃料プールへの放水に併せヒドラジン(腐食防止剤)を注入
5月14日
09:00 3号機タービン建屋東側、原子炉建屋北側周辺にて瓦礫撤去作業(〜16:00)
10:00 6号機タービン建屋の地下溜水を仮設タンクへ移送(約100 m3)(〜15:00)
10:30 従来の方法により、固体廃棄物貯蔵庫周辺他において、飛散防止剤を約5,250m2の範囲に散布(〜14:00)
10:50 冷却装置設置に伴う1号機原子炉建屋内の事前調査を実施(〜11:13)
11:00 無人クローラーダンプにより、2号機タービン建屋東側において、飛散防止剤を約7,000 m2の範囲に散布(〜15:00)
13:00 2号機使用済燃料プールへの注水(約56t)(〜14:37)
15:07 1号機使用済燃料プールへの注水(〜15:18)(強風により中止)
代替冷却装置設置工事関連:冷却塔の敷地内への搬入及びモジュールの仮組みを実施
5月13日
09:00 3号機タービン建屋東側及び北側の瓦礫除去実施予定(〜16:00)
09:00 従来の方法により、固体廃棄物貯蔵庫周辺他において、飛散防止剤を約5,250 m2の範囲に散布(〜14:30)
10:00 6号機タービン建屋の地下溜水を仮設タンクへ移送(約100 m3)(〜15:00)
11:00 無人クローラーダンプにより、1号機タービン建屋北側及び東側において、飛散防止剤を約6,000uの範囲に散布(〜15:00)
11:30 6号機原子炉建屋地下溜水について、同号機廃棄物処理建屋へ移送(約3.3 m3)(〜13:15)
16:01 遠隔操作ロボットによる1号機原子炉建屋内の現場確認を実施(〜18:04)
16:04 コンクリートポンプ車により4号機の使用済燃料プールへの放水(約100t)(〜19:04)
16:20 4号機使用済燃料プールへの放水に併せヒドラジン(腐食防止剤)を注入(0.12m3)(〜18:41)
代替冷却装置設置工事関連:冷却塔の敷地内への搬入及び現場調査を実施
5月11日 ・3号機給水ラインに閉止プラグ溶接
08:47 大熊線2号線復旧に伴う一部の電源停止に伴い、1〜3号機の原子炉注水ポンプ電源は、仮設ディーゼル発電機電源に切り替え、原子炉注水ポンプを運転
08:50 大熊線2号線復旧に伴う一部の電源停止に伴い、1号機格納容器の窒素ガス供給設備は停止
09:00 3号機タービン建屋東側及び北側の瓦礫除去実施予定(〜16:00)
10:00 6号機タービン建屋の溜水を仮設タンクへ移送再開(約120 m3)(〜16:00)
10:30 固体廃棄物貯蔵庫周辺、南護岸に飛散防止剤を散布(約5250u)(〜16:00)
11:00 1号タービン建屋北側、東側に飛散防止剤を散布予定(約6000u)(〜16:00)
12:20 6号機タービン建屋地下の溜水について、同号機廃棄物処理建屋へ移送(約 10 m3)(〜13:30)
15:20 2号機タービン建屋立杭から集中廃棄物処理施設への高レベルの放射性廃 液の移送を再開
16:53 3号機原子炉圧力容器への注入を給水系から3m3/hで開始(消火系からの 注入は現状のまま)
5月10日 ・3号機タービン内の滞留水を集中廃棄物処理施設に移送するための移送配管の敷設を開始
・無人クローラーダンプにより、1、2号機タービン建屋東側の約6,000m2の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を散布
・固体廃棄物貯蔵庫周辺等の5,050 m2の範囲に飛散防止剤を散布
・Talonにて3号機原子炉建屋大物搬入口入口付近の瓦礫数個の線量確認作業実施。Bobcatにて確認した瓦礫数個を集積
09:00 リモートコントロール重機により瓦礫(コンテナ5個分)を撤去(〜16:00)
09:01 3号機原子炉への注水ライン変更の工事のため、2号機タービン建屋立杭から集中廃棄物処理施設への高レベルの放射性廃液の移送を一時中断
09:30 4号機原子炉建屋使用済燃料プール底部の支持構造物の設置工事において、大物搬入口付近の瓦礫を撤去・移動(〜15:30)
09:31 ラインフラッシング実施。(〜11:51)3号機タービン建屋側移送ライン敷設開始。
10:00 6号機、タービン建屋地下から仮設タンクへ、溜まり水を移送(〜16:00)
11:00 6号機原子炉建屋地下の溜まり水を同号機廃棄物処理建屋へ移送 (〜12:30)
13:09 2号機使用済燃料プールへの淡水の注入(13:19〜14:35 腐食防止剤(ヒドラジン)をあわせて注入(約56t)を実施(〜14:45)
5月09日 ・定例的に試料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月18日の採取分について、ストロンチウム89、90を検出。
04:01 3号機の原子炉注水用配管の工事のため、2号機タービン建屋内から集中 廃棄物処理施設への放射性廃液の移送を一時中断(16:02移送再開)
04:17 1号機、原子炉建屋の二重扉開放
04:18 1号機、原子炉建屋内の環境サーベイのため、人の入域開始。ファースト サーベイ完了後全員退避。入域者被ばく線量最大値は10.5mSv。(〜04:47)
05:00 1号機原子炉建屋二重扉解放後の空間線量率測定、周辺区域に影響なし
05:10 正圧ハウス解体作業完了
12:14 3号機使用済燃料プールへの淡水の注入(12:39〜14:36 腐食防止剤(ヒ ドラジン)をあわせて注入。)(〜15:00)
14:00 6号機、タービン建屋地下から仮設タンクへ、溜まり水の移送を再開__
5月08日
08:00 2号機立坑閉塞作業(コンクリート打設)を実施(〜17:00)
09:00 リモートコントロール重機によりがれき(コンテナ9個分)を撤去(〜16: 00)
10:30 物揚場西側他において、飛散防止剤を散布(約5,100u)(〜14:00)
12:10 仮設電動ポンプによる3号機の使用済燃料プールへの注水(約60t)を実施 ( 〜14:10)
10:30 物揚場西側、集中廃棄物処理施設周辺及びグラウンドの約5200m2の範囲に、 飛散防止剤を範囲に散布( 〜14:00)
16:18 3号機に関し、復水器からタービン建屋地下へ水抜きを開始。
20:08 1号機原子炉建屋の二重扉を貫通しているダクトを切断し、一部開放。
5月07日 ・従来の方法により、物揚場西側他において、飛散防止剤を散布(約5,150u)
09:22 3号機の原子炉注水用配管の工事のため、2号機タービン建屋内から集中 廃棄物処理施設への放射性廃液の移送を一時中断(16:02移送再開)
10:00 6号機タービン建屋内から仮設タンクへ、溜まり水の移送を開始(〜15: 00)
14:05 コンクリートポンプ車による4号機への放水開始(約120t)(〜17:30)
5月06日
02:04 福島県浜通りを震源とする地震発生(最大震度5弱)。福島第1、2原発 異常なし
09:00 リモートコントロール重機によりがれき(コンテナ7個分)を撤去(〜16: 00)
09:36 仮設の電動ポンプにより2号機の使用済燃料プールへの水の注入を開始。 (〜11:16)
10:01 1号機の原子炉格納容器を冠水させるための注水量を約6?/hから約8 m3/hへ増加
10:30 物揚場西側、集中廃棄物処理施設周辺及びグラウンドの約5200m2の範囲に、 飛散防止剤を範囲に散布( 〜14:00)
11:00 無人クローラーダンプにより、1号機原子炉建屋西側の約4000m2の範囲に、 地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を散布( 〜14:00)
12:38 コンクリートポンプ車により4号機の使用済燃料プールへの放水(180t) ( 〜17:51)
14:00 6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送
5月05日 ・1号機原子炉建屋内作業環境改善の作業に伴うダクト布設作業完了、局所排風機起動(〜5/8 20:02)、ダストサンプリング開始
09:00 2号機原子炉建屋西側、3号機原子炉建屋北側でリモートコントロール重 機による瓦礫撤去作業を実施(コンテナ4個分)(〜16:00)
10:30 有人にて共用プール西側他計3箇所において飛散防止材を散布(約5,350u、1 0,500g)(〜14:00)
11:55 4号機使用済燃料プールの水位・温度測定実施(〜12:05)
12:19 コンクリートポンプ車により、4号機の使用済燃料プールへの放水を開始 ( 〜20:46 )
13:00 無人クローラーダンプにより2号機原子炉建屋西側において飛散防止材を 散布(約4,000u、10,000g)(〜16:00)
16:36 1号機原子炉建屋作業環境改善のため、局所俳風機の全台運転(計6台) による原子炉建屋内の喚起を開始
5月04日
09:00 2号機原子炉建屋西側、2・3号機原子炉建屋間道路周辺でリモートコン トロール重機による瓦礫撤去作業を実施(コンテナ5個分)(〜16:00)
09:40 2号機立坑閉塞作業のためのコンクリート打設実施(80 m3)(〜15:45)
10:09 3号機原子炉圧力容器の温度上昇に伴い、原子炉注水量を約7m3/hから 9 m3/hに変更
10:25 4号機使用済燃料プールの水位・温度測定実施(〜10:35)
10:30 有人にて旧事務本館周辺法面他計3箇所において飛散防止材を散布(約5,20 0u、10,500g)(〜14:00)
14:00 無人クローラーダンプにより3号機原子炉建屋西側において飛散防止材を 散布(約4,000u、10,000g)(〜16:00)
5月03日 ・無人クローラーダンプにより3号機原子炉建屋西側において飛散防止材を散布(約4,000m2)
・旧事務本館周辺法面他において飛散防止材の散布(約5,300m2)
14:00 6号機タービン建屋内から仮設タンクへ溜まり水(約114 m3)を移送
5月02日 ・1号機原子炉建屋内環境改善のため、局所排風機設置に係わる作業開始
09:00 リモートコントロール重機による瓦礫撤去を実施(〜16:00)
10:00 6号機タービン建屋地下の溜まり水(約220 m3)仮設タンクへの移送を実 施(〜16:00)
10:05 2号機使用済核燃料プールに淡水注水(約55t)(〜11:40)
10:30 飛散防止剤の樹脂散布 事務本館方面等(有人(5,500u)及び4号機タービ ン建屋南側・西側(無人4,000u)、(〜14:00)
11:00 2号機タービン建屋トレンチ滞留水の集中廃棄物処理施設プロセス建屋へ の移送状況について点検を実施、異常なし。
12:58 1〜3号機の炉心注入ポンプへの警報設置(〜14:53)
13:20 6号機取水路内の調査終了
15:03 5・6号機について、常設電源復旧工事の一環としての、起動変圧器 (5SB)試験充電作業を実施(〜15:03)
5月01日
09:00 リモートコントロール重機による瓦礫撤去を実施(〜16:00)
10:30 飛散防止剤の樹脂散布 事務本館方面等(有人(4,400u)及び4号機原子炉 建屋南側(無人1,000u)、(〜14:00)
13:35 2号機のトレンチ立坑の閉塞作業を開始
12:08 3、4号機の外部電源増強(大熊線3Lからの受電)工事完了。
14:00 6号機タービン建屋地下の溜まり水(約120 m3)について、仮設タンクへ の移送を実施、(〜17:00)
4月30日
09:15 リモートコントロール重機による瓦礫撤去を実施(〜16:15)
10:30 飛散防止剤の樹脂散布 事務本館方面等(有人(5,400u)及び4号機タービ ン建屋南側(無人2,000u)、(〜14:00)
11:00 3月末時点での緊急時作業にかかる外部被ばく線量の測定結果をとりまと とめ公表。(200msv超の作業者が2名)
12:08 3、4号機の外部電源増強(大熊線3Lからの受電)工事完了。
14:05頃 2号機タービン建屋トレンチ内立坑から集中廃棄物処理施設への水の 移送再開
4月29日
09:00 3号機原子炉建屋西側・南側でリモートコントロール重機による瓦礫撤去 作業を実施(〜16:00)
09:16 2号機に関し、タービン建屋トレンチ内にある滞留水(高線量の滞留水) の集中廃棄物処理施設プロセス建屋への移送を一旦中断(移送施設の点検及び監視機能の増強作業のため)
10:14 1号機の原子炉注水量を10m3/hから6 m3/hに変更
10:30 飛散防止剤を5号機原子炉建屋山側他(5,800u)、4号機タービン建屋東 側(7,000u)で本格散布(〜14:00)
11:36 リモートコントロールロボットによる1号機原子炉建屋1階の状況調査を 実施し、原子炉格納容器から有意な水漏れがないことを確認(〜14:05)
4月28日
09:00 3号機原子炉建屋西側・南側でリモートコントロール重機による瓦礫撤去 作業を実施(〜16:00)
10:15 2号機使用済燃料プールに淡水注水(約43t)(〜11:28)
10:30 5号機原子炉建屋山側他で飛散防止剤を有人散布(〜12:00)(約450u)
11:55 4号機プール水のサンプリングを実施(〜12:07)
4月27日
10:02 1号機の原子炉注水量を約6m3/hから最大14 m3/hまで段階的に変化させ る操作を開始
12:18 4号機使用済燃料プール冷却のためのコンクリートポンプ車による放水を 開始
4月26日 ・3号機のSHCポンプ室入口付近の線量を初めて測定したところ、1,120 mSv/hを記録
12:25 3号機使用済燃料プールへの淡水注水(約47.5t)(〜14:03)
13:30 飛散防止剤を3号機タービン建屋海側で本格散布開始(5,000u)(〜17:00)
16:50 4号機使用済燃料プール冷却のためのコンクリートポンプ車による放水 (約130t)(〜20:35)
4月25日
09:00 リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(〜16:00)
18:15 4号機使用済燃料プール冷却のためのコンクリートポンプ車による放水 (約210t)(〜24:26)
4月24日
09:00 リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(〜16:00)
11:30 5号機原子炉建屋山側の約860uの範囲に、地面の放射性物質の飛散を防 ぐ飛散防止剤(3.500?)を試験的に散布(〜13:00)
12:25 4号機に関し、東京電力(コンクリートポンプ車)による使用済燃料プー ルへの放水(約165t)を実施(〜17:07) →使用済燃料プールの水温:放水前約86℃→放水後約81℃
4月23日
09:00 リモートコントロール重機による敷地内の瓦礫の撤去を実施(〜16:00) →使用済燃料プールの水温:放水前約83℃→放水後約66℃
4月22日 ・定例的に資料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月7日並びに4月11日の採取分について、プルトニウム238、239、240が検出。検出されたプルトニウムの濃度は、過去の大気圏内核実験において国内で観測されたフォールアウトと同様なレベルであるが、今回の事故に由来する可能性。
・定例的に資料の採取を行うこととされている3地点での平成23年4月11日の採取分について、ウラン234、235、238が検出。検出されたウランの濃度は、天然に存在するものと同じレベルと評価。
・福島県飯舘村及び川俣町に現地政府対策室を設置
4月21日 グラウト施工(水ガラスやセメント系材料を注入し、水の流れを止める工法)による、流出箇所の止水強化工事を完了
11:43 1〜4号機に関し、原子炉建屋の状況を把握するため、無人ヘリによる動画撮影を実施(〜12:50)
12:00 共用プール山側の約1300m2、5及び6号機高圧開閉所山側の約5100m2の範囲に、地面の放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤(12,800?)を試験的に散布(〜15:00)
4月19日 電源多重化として、1・2号機、3・4号機間、3・4号機間の外部電源の連絡ケーブルの接続を実施 →10:23 受電試験を実施し、連係線設置工事完了
4月18日 1〜3号機に関し、原子炉への冷却水注入系に使用しているホースを新品に交換するため注水ポンプを停止(11:50〜)→13:28 各注水ポンプの起動状態を確認
4月17日 遠隔操作ロボットによる3号機原子炉建屋内の現場状況調査実施
4月15日 津波対策として、原子炉注水用ポンプの仮設ディーゼル発電機及びポンプ制御盤を高台へ移設完了
4月12日 福島第一原子力発電所・トラブルに対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)評価について、レベル7と暫定評価(ただし、放射線物質の放出量は、同じレベルのチェルノブイリ事故の1割程度)

3/11から4/5までの福島第一原子力発電所からの大気中への放射性核種の放出総量の推定的試算値(原子力安全委員会)
:ヨウ素131 15万テラベクレル
 セシウム137 1万2千テラベクレル
 計63万テラベクレル(ヨウ素換算値)

原子力安全基盤 (JNES)の原子炉の状態等の解析結果からの試算による福島第一原子力発電所の原子炉からの大気中への総放出量(原子力安全・保安院)
:ヨウ素131 13万テラベクレル
 セシウム137 6千テラベクレル
 計37万テラベクレル(ヨウ素換算値)
4月11日
10:45 南側防波堤部へのシルトフェンス設置完了
19:30 17:16頃発生した地震に関し、モニタリングポストの値に異常は認められていない。1、2号機への東北電力からの外部電源が停止し、1〜3号機への炉心注入ポンプが停止
→17:56 1,2号機の外部電源が復旧
→18:04 1〜3号機の炉心注入ポンプが再起動

同じく、17:16頃発生した地震に関し、1号機への窒素ガス注入ポンプが停止
→23:19注入弁開操作を再開 →23;34 全弁開
4月9日
03:29 1号機の窒素ガス注入作業について、一旦、弁を全閉し、高純度窒素ガス発生装置へ切り替える作業を開始
→03:59 注入弁開操作開始
→04:10 弁全開
4月7日
01:30 すべての弁を開放し、1号機原子炉格納容器内へ窒素ガス注入を開始
4月6日
05:38頃 2号機取水口付近のピット側面のコンクリート部分から放射性物質を含む液体の海への流出停止を確認(2号機タービン建屋の水位は上昇していないことを確認)((引き続き止水作業を継続)
22:30 1号機原子炉格納容器に関し水素爆発防止のため窒素ガス注入装置を起動
4月5日 2号機バースクリーン前の海水(2日11:50採取)から濃度限度の約750万倍のヨウ素(l-131)を検出
14:15 2号機取水口付近のピット内の漏水に関し、流出経路特定のため、ピット下の砕石部にトレーサー注入したところ、亀裂から流出している水にトレーサーが含まれていることを確認
15:07 2号機取水口付近のピット側面のコンクリート部分からの漏水に関し、ピット周辺に穴を開け、凝固剤を注入(約3,000リットル)→一時的に流出が少なくなったが、流出量は元に戻る。凝固剤を注入(計6,000リットル)
4月4日
07:08 2号機取水口付近のピット内の漏水に関し、流出経路路特定の為、ピットにトレーサー(乳白色の粉末)を投入(〜07:11)
→4月5日09:30現在、取水口からのトレーサー流出確認されず
17:03 3号機使用済み燃料プールへコンクリートポンプ車による放水(約70t) (〜19:19)
19:03 集中廃棄物処理施設内の低レベル滞留水の放水口南側海域への放出
21:00 5・6号機サブドレンピットにある低レベル地下水を放水口経由で海へ放出開始
4月3日
13:47 2号機取水口付近のピット内の漏水に関し、高分子吸収剤、おがくず等による止水作業を開始(〜14:30)
4月2日
09:30 2号機に関し、取水口付近にある電源ケーブルを納めているピット内にも1,000mSv/hを超える水が溜まっていること、及びピット脇のコンクリートに20cm程度の亀裂があり、亀裂部からピット内の水が海に流出していることを確認。
16:25 2号機に関し、取水口付近のピットへのコンクリート注入による止水作業開始(19:15作業者の線量計が20mSv/hを超えたため作業終了)
3月31日 1号機地下水に関し、約10,000万倍の放射性ヨウ素(l-131)を検出 l(ヨウ素)-131 濃度:4.3×10(2乗)Bq/cm3
08:51 福島第一原発の南放水口付近において3/30 13:55に採取された海水から基準の4,385倍の放射性ヨウ素(l-131)を検出。また、5〜6号機放水口北口において3/30 08:40に採取された海水から基準の1,425倍の放射性ヨウ素を検出。
3月30日 福島第一原発の南放水口付近において3/29 13:55に採取された海水から基準の3,355倍の放射性ヨウ素(l-131)を検出
3月29日
16:36 集中環境施設プロセス主建屋に関し、地下2階において水溜りを確認。分析結果から放射能を検出
3月28日 福島第一原発の敷地内(5地点)で3/21及び3/22に採取した土壌の分析を行なった結果、プルトニウム238、239、240を検出(濃度は過去の大気圏内核実験の際に国内で観測されたフォールアウトと同様のレベル)
00:07 2号機に関し、東京電力は、3/27に発表したタービン建屋内溜まり水の測定結果について、再評価した結果、ヨウ素134の濃度に関するデータは誤りであり、検出限界値未満であったと訂正(1,000mSv/hの水表面線量率については維持)
11:15 2号機に関し、タービン建屋地下1階において、通常の原子炉水の約10万倍の放射能濃度の水が存在。格納容器内の水がなんらかの経路で直接流出したと推定
3月27日 2号機に関し、タービン建屋内の溜まり水(3/26採取)を測定した結果、1,000mSv/h以上の水表面線量率を検知したと東京電力が発表。なお、汚染水に含まれる核種のうち、ヨウ素134については、通常の炉心の水の約1,000万倍の濃度(2.9×10(の9乗)Bq/cm3)を検出したと公表。
15:30 1号機、2号機、3号機に関し、タービン建屋海側(屋外)のトレンチの立抗に水溜りを確認。水表面の線量は1号機が0.4mSv/h、2号機が1,000mSv/h以上。3号機は瓦礫のため計測不能
3月26日
14:30 1号機南放水口付近で採取(同時刻)した海水について、核種分析の結果、l(ヨウ素)-131に関し、炉規制告濃度限度の約1,850倍を検出(前日の数値の約1.5倍)
3月25日
08:30 1号機南放水口付近で採取(同時刻)した海水について、核種分析の結果、l(ヨウ素)-131に関し、炉規制告示濃度限度の約1,250倍を検出
09:00 2号機に関し、原子炉建屋内の水が大物搬入口から一般排水口に流れた跡(3/26夜時点では流れてない)
11:00 1号機、2号機、3号機に関し、原子炉への注水について、海水から淡水(純水タンクを利用)への切り替え開始
23:10 1号機に関し、タービン建屋1階にある水溜りから380万ベクレルの放射線量を検出
3月24日
14:25 3号機に関し、タービン建屋地下の高圧復水ポンプ電源盤付近の水(深さ3〜5cm程度の模様)において200mSvの線量を測定
3月23日
16:20 3号機に関し、黒煙が噴出
3月22日
11:20 1号機に関し、圧力容器温度が400℃以上に上昇(3/23以降、徐々に温度低下)
3月21日
06:37 4号機に関し、自衛隊の消防車12台及び東電の米軍高圧放水車1台により使用済み燃料プールへの放水(13回、計約90t)実施(〜08:41)。放水前後の放射線量(2.319μSv/h⇒2.126μSv/h)
14:30 1号機から4号機の放水口付近(南側)において、海水をサンプリングして核種分析を行った結果,放射線各種が検出 Co(コバルト)-58 Cs(セシウム)-137
3月20日
08:00 3号機に関し、原子炉内温度が3百数十度(原子炉の通常運転中は280℃〜290℃)になっており、炉圧上昇
15:05 2号機に関し、東京電力(消防車)により、冷却系配管に消防車ポンプを接続して使用済み燃料プールへの海水注入(約40t)を実施(〜17:20)
21:30 3号機に関し、緊急消防援助隊(東京消防庁)の消防車による使用済み燃料プールへの連続放水(約1,137t)を実施(〜3/21 03:58)
3月19日
00:30 3号機に関し、緊急消防援助隊(東京消防庁・ハイパーレスキュー隊)の消防車による使用済み燃料プールへの連続放水を実施(〜00:50)
3月18日
17:50 福島第一・第二原子力発電所事故について、原子力安全・保安院がINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の暫定評価結果を発表
・1号機、2号機及び3号機:評価レベル5(広範囲な影響を伴う事故)
・4号機:評価レベル3(重大な異常事象)
3月17日
09:48 3号機に関し、陸自ヘリにより使用済み燃料プールへの散水(約80t)を実施 (〜10:00)
3月16日
10:00 3号機に関し、白煙発生
10:45 3号機に関し、格納容器破損のおそれがあるため、中央制御室(共用)から作業員退避
11:14 3号機に関し、白煙についてはプールからの蒸発量が多いものと推定
11:33 3号機の格納容器の重大な損傷の可能性は低いとみて、作業員が中央制御室に 復帰し、注水作業再開
3月15日
00:02 2号機に関し、ベント開始
03:00 2号機に関し、格納容器圧力が設計圧力を超えたことから、減圧操作及び注水操作を試みるも、減圧しきれず
06:10 2号機に関し、圧力抑制室(サプレッションプール)付近で異音発生。圧力抑制室の圧力低下
06:14 4号機に関し、音がして壁の一部破損を確認
06:20頃 2号機に関し、圧力抑制室に損傷の疑い
06:56 4号機に関し、建屋の上が変形した模様
08:25 2号機に関し、建屋5階付近から白煙確認
09:38 4号機に関し、建屋3階北西付近より火災発生確認
10:59 オフサイトセンターに対し、退避命令発出。福島県庁へ退避
3月14日
01:10 1号機、3号機に関し、汲み上げ箇所の海水が少なくなったことから、海水注入を停止
03:20 3号機に関し、海水注入を再開
05:20 3号機に関し、ベント開始
06:10 3号機に関し、格納容器圧力が460kPa(設計上の最高使用圧力427kPa)程度まで上昇
07:44 3号機に関し、原災法第15条事象発生(格納容器圧力異常上昇)
11:01 3号機に関し、原子炉建屋付近で水素爆発発生
11:15 東京電力によれば、3号機の爆発は1号機で発生したものと同じ事象。格納容器と圧力容器は健全
22:50 2号機に関し、原災法15条事象発生(格納容器圧力異常上昇)
3月13日
05:10 3号機に関し、原災法第15条事象発生(非常用炉心冷却装置注水不能)
08:41 3号機に関し、ベント開始
11:00 2号機に関し、ベント開始
11:55 3号機に関し、原子炉内に消化系ラインから真水注入開始
13:12 3号機に関し、原子炉への消化系ラインからの海水及びホウ酸の注入開始
3月12日
01:20 1号機に関し、原災法第15条事象発生(格納容器圧力異常上昇)及び通報
10:17 1号機に関し、ベント開始
15:36 1号機で水素爆発発生
16:17 原災法第15条事象発生(敷地境界放射線量上昇)
20:20 1号機に関し、消化系ラインを使用して、海水及びホウ酸による原子炉への注入を開始
20:41 1号機に関し、格納容器は破損していないことを確認(官房長官発言)
20:41 3号機に関し、ベント開始
3月11日
14:46 三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震発生。運転中の1号機、2号機、3号機が地震により自動停止
15:42 1号機、2号機、3号機に関し、原子力災害対策特別措置法(以下「原災法」)第10条通報(全交流電源喪失)
16:36 1号機、2号機に関し、原災法第15条事象発生(非常用炉心冷却装置注水不能)
16:45 1号機、2号機に関し、原災法第15条通報



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