DND事務局の出口です。まず、先週のメルマガ「腰痛に効くポーズの図面」を差し上げます―は、全国から100通余りの要望があり、資料のFAX作業でてんやわんやの状態でした。まあ、DNDも登録会員にとって得する情報もあってもよろしいでしょう。
とはいっても大学発ベンチャー支援がテーマですから、この19日は東京・パレスホテルで、大学発バイオベンチャー協会の設立準備会が開かれる―と聞いて、飛んでいったのは、いうまでもありません。
2階会場のパールルーム。どこかで聴いたような懐かしいピアノの曲が流れていました。ウムッ!さすがバイオベンチャーは趣味が高尚だなあーと感心していると、司会者からその日の準備会で協会の会長に就任された水島裕氏の作曲です、との紹介があり、懇親会の席で、水を向けると、ニヤリ。氏が国会議員当時、文部科学大臣政務官の立場でHUAロケットの打ち上げに立ち会うため、種子島へ。轟音とともに空に高く飛ぶロケット。そのピアノの曲名は、それをイメージして「HUAロケット」。「今日のバイオベンチャー協会もあのロケットのように見事に打ちあがり、平沼大臣が提唱する大学発ベンチャー1000社の実現に全力を尽くしたい」と力説されていた。曲はCD化され発売中。http://www.ymizushima.org/
さて、当日参集の正会員候補は約30人、水島氏が東京慈恵医大DDS研究所長で、バイオベンチャーの草分けの(株)LTTバイオファーマー会長であるように、ほとんどが、医療、バイオテクノロジー分野の大学の研究者で、知的財産を武器に創業した起業家。副会長に2人を選出。もうこの業界の時の人・大阪大学大学院医学系研究科教授で、昨年9月上場したアンジェスエムジー(株)取締役の森下竜一氏は「いままさに大学発ベンチャーの時代、だだ、経験上、国の省庁の認可、特許の概念などを分かりやすい制度に変えていきたい。それらを提言し、新しい日本の動きを創っていきたい。多くの人が歩むこれからの道をさらに太くしたい」とその理念を明かす。
もう一人の副会長の上田実氏。名古屋大学大学院医学研究科教授で(株)J−TECなど再生医療分野で注目のベンチャーを5つ創出した経験から、「バイオベンチャーを志向する人たちへの指南役としてもこの経験を言語化し、役立てたい。自身、来年上場を意図しています」と積極的でした。上田教授には、DNDのサイト上で、起業へのノウハウを「言語化」(連載コラム)していただく予定です。
紹介しきれないのが残念ですが、北海道から北大教授で(株)ジェネティックラボの守谷哲也氏、鹿児島大学から(株)ビーエムティーハイブリッドの大西瑞夫氏。大阪外語大学保健管理センターで(株)総合医科学研究所の梶本修身氏らこの業界の最前線で活躍する面々が顔を揃えていました。
大学発バイオベンチャー協会設立にエールを贈ります。DNDでは、最善の支援をお約束いたしま〜す。同協会の事務局は、東京CRO(株)電話03−5209−2151。民間企業の賛助会員をも募集しています。