第7回 商店街(マーケット)の散策(その1)


 私の住んでいる家の近くにはこじんまりとした商店街(Defence Colony Market)があります。そこでは、30-40くらいの小さな店が集まっており、八百屋、日用雑貨、衣服、散髪屋、クリーニング店、レンタルビデオ店、レストラン、コーヒーショップ、酒屋、パン屋、携帯電話ショップなどがあり、概ね必要なものは全て揃いそうな感じです。駐車場が狭く、車と車をほとんどくっつけるような感じで駐車しています。エアコンの効いている店と効いていない店が半々といったところでしょうか。店がオープンするのが朝の11時頃で、午後になると人がいっぱい集まってきます。面白いことに、入り口には店員と思われる人が立っており、店に入ろうとするとドアを開けてくれます。日本だと、ドアを開けるためだけに人を雇うなどありえないと思うのですが、スリ防止策として雇っているのか、ほとんどの店でこのような店員を見かけます。



 Defence Colony Market。所狭しと店が並んでいます。


 先日は、この中にある散髪屋で散髪をしてみました。店に入ると、店員がいっぱいいます。店員はあまり笑顔を見せないのですが、店の中は比較的清潔でした。カットとシャンプーをお願いと言うと、結構手際よく切ってくれます。また、頭皮のマッサージと少し肩のマッサージをしてくれて、意外とサービスがいいと思いました。私の英語が下手だったためなので仕方ないのですが、1か月分切ってくれと頼んだつもりが、1か月分の長さにまで切られてしまったことを除けば、結構満足いけるサービス内容でした。会計をお願いしたところ、250ルピー=約400円と非常に安いです。


 また、この中で古くからの堅気のクリーニング屋を見つけたので、そこでスーツのズボンのクリーニングをお願いしているのですが、ここの店員の方は、お客様の顔と住所、交わした会話をほとんど覚えています。例えば、私が初めてクリーニングをお願いした時に、住所を言った途端に、私の前任のことをいろいろと語り始めました。そして、2回目以降は、私の顔を見ただけで、私の住所を言い当てます。驚くべき記憶力です。



 Defence Colony Market内のクリーニング店です。この店の人たちは、お客さんのことを本当によく覚えています。


 食料品店に入りますと、輸入食材含めていろいろな商品が並んでいます。日本食材店ではないのですが、醤油、みりん、とんかつソース、ヤクルトなどが並んでいます。また、果物ジュースがいっぱい並んでいます。日本で見たことのないような果物ジュースがいっぱいあります。ただ、冷蔵設備があまり整っていないため、冷やした牛乳やジュースはほとんど置いてありません。少しずつ試していこうと思います。



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