第222回 理想郷を作り始めたイタリアのEM活動



イタリアのEM活動については、これまで何回か紹介しました。EMに対する思いがすべてにつながるという量子力学的観点から考えると、イタリアの例は群を抜いています。

EMを使う当初は、個人的な問題解決から始まりますが、発展のポイントは、その成果を個人のものとするか、または地域全体のものにし、未来を開く力にするかによって量子力学的循環に大差が現われてきます。

量子力学の頂点には、損得・勝ち負けを超えた人間の意識(愛)があり、その意識の強さと継続によって大循環が起こることを常に留意せねばなりません。その循環は、ローコストですべてを解決する力を持っています。

今回のイタリアからの報告やお手紙は、正にその理にかなったものであり、今後のEMによるユニバーサルビレッジ活動の基本とも言えます。



(※イタリアで出版された書籍「農業におけるEM」(表紙と裏表紙)




比嘉先生
いつも大変お世話になっております。

イタリアのパートナーであり、先生の著書を出版した Vanni さんから、どうしても先生にお伝えしたいというメッセージを転送いただきました。先生にぜひ読んでいただきたいとの強い希望があり、以下にご紹介いたします。
なお私は、先月、ブラジルの CID さんとともにイタリアを訪問し、農業分野の販促活動を行いましたが、現在イタリアでは、私が見てきた国々の中でもトップクラスの勢いで EM が広がっています。その中心にあるのが Vanni さんの情熱と行動力です。
Vanni さんは「モデル圃場」を作り、EM整流農法の試験圃場を運営しながら多くの見学者に技術を伝えています。また、今回のメールにあるように、EM をボランティア活動にも取り入れ、環境保全団体や大学機関とも連携し、イタリアの EM アソシエーションを組織し、San Indaco 社とともに大きなムーブメントを生み出しています。
その結果、EM に出会ったことに深く感動し、先生へ感謝の気持ちを伝えたいという人が増えています。
Tommaso さんもその一人で、彼の率直で温かい思いが込められた手紙を下記に翻訳いたします。
なお、Vanni さんとは来週タイのサラブリを視察し、将来的にはサラブリのような研修施設をイタリアにも作れないか検討を進めているところです。イタリアの大きな成長の流れを大切にし、今後も EM の欧州発展に貢献できればと思っています。
以下、Tommaso さんからの手紙となります。
どうぞよろしくお願いいたします。

EMROドイツ 松本 潤 2025年12月9日>








【Tommaso さんの手紙(日本語訳)】
比嘉先生へ

初めまして。私は 25 歳の平凡な青年で、神と、その御子イエス、そして神が創られたすべての生命を愛しています。
私は現在、イタリア北部の小さな宗教共同体(教会)に暮らしており、仲間たちとともに、神、自然、人々との調和を大切にしながら聖なる福音を生きることを目指しています。

私は昔から自然への深い愛情と、自然を理解し、大切にしたいという強い思いを抱いていました。
そんな中で、ある日「EM(有用微生物群)」と出会いました。EM は私にとって驚くべき“小さな友人たち”であり、彼らと協力すれば、身の周りの自然を祝福し、再生し、そして世界へと広げていけると感じました。

この手紙を書いているのは、先生がこの偉大な発見を探求し、広めてくださったことに、心から感謝をお伝えしたかったからです。先生が「本物の技術」と呼ばれるこの発見に、人生を捧げてこられたことに深い敬意を抱いています。

私たちの共同体は、ヨーロッパ各地に複数の家やサンクチュアリを持ち、そこには多くの家族、子どもたち、若者、高齢者が暮らしています。
美しい自然に囲まれ、古いオリーブの木が何百本もあり、果樹も豊富で、特に柑橘類が多くあります。
犬、猫、ウサギ、鶏、牛、馬、羊、山羊など多くの動物が共に暮らし、広大な土地では放牧や野菜、穀物、米などの栽培を行っています。

あるサンクチュアリには 1.5km にわたるマス養殖場があり、その水は自由に流れ、イタリア最大のポー川を経て地中海へ注ぎます。

EM を知ってから、私は共同体の仲間たちに紹介しました。皆が喜んで EM を受け入れ、学び、愛し、日々の暮らしで使い始めました。
家庭の掃除、ホテルの清掃、浄化槽、個人の衛生や健康、野菜づくり、土と水の再生、家畜の健康管理、マス養殖場、オリーブや果樹の管理など、あらゆる場面で EM が使われています。

化学薬品はできる限り排除され、多くの場所では完全になくすことができました。
これは私が先生と共有したい、心からの喜びです。

今、私の中には新しい願いがあります。それは、EM を自分自身で「活性化(EM-1を用いたEMAづくり)」したいという思いです。
共同体全体で必要となる EMA を自分たちでまかない、微生物一つ一つを尊重しながら EM を深く理解していきたいと考えています。

私は、この活性化を“小さな生命たちとの特別な時間”として迎えたいと思っています。祈りを込め、天の父の祝福を願いながら。先生もきっと同じ思いで EM と向き合っておられると信じています。
また、先生が語られる「競争しないこと」「尊重すること」「自由な情報共有」という価値観に、私は心から賛同しています。私たちの共同体、教会、農場もすべて非営利で活動しています。
さらにお伝えしたいのは、私たちは「生命の波動」の存在を信じています。

あらゆる生命が固有の波動を持ち、その波動が発する電磁場は、肯定的なものなら再生的に、否定的なものなら破壊的に働きます。
その観点から、EM と EM-X スーパーセラミックスには、非常に強い「肯定的で再生的な波動」があると確信しています。
それは、宇宙を成り立たせる法である「愛」と「共同性」に調和しているからです。
それこそが、共同体のすべての人が EM を使い、信頼している理由です。

改めて、先生がすべての人のため、そして地球全体のために尽くしてくださっていることに心から感謝いたします。
いつか先生とこの美しい EM について直接お話しできれば、と願っております。
心からの抱擁をお送りします。お返事をいただければ、とても嬉しいです。

最後になりましたが、この手紙は EM イタリアアソシエーション(「化学なしで清潔を」運動)、そして EMITA srl の皆さん(Vanni さん、奥様の Ammy さん、チームの皆さん)を通して先生にお送りします。彼らの愛情と献身、長年の活動に深く感謝しています。そして、私が先生とつながる機会をくださったことにも心から感謝しています。

イタリアより、あなたの友人
Tommaso Cussino










EMの力を確認し、その可能性を理解したTommasoさんへ

お手紙ありがとう。
EMの能力をあらゆる分野に応用し、地球が抱えるすべての問題を解決し、人類の未来を天国化するというTommasoさんの熱い思いが伝わってきます。

EMは放射能も消滅する力もあり、万能ですが、それは使う人の想いや行動によって無限的なもので、人生の内容をより充実したものにしてくれます。

Tommasoさんの考えは、EMの理にかなったものであり、その考えをより多くの人々に理解してもらうため、DND上の連載記事にしたいと思います。許可をよろしくお願いします。

皆さまの日々のEM活動がボー川をきれいにし、そして地中海をきれいで豊かな海に変え、人々の未来を安住なものにすることを期待しています。

2025.12.16
比嘉照夫







記事一覧へ