立命館大学の大分分校とも言うべき「アジア太平洋大学APU」Cassim学長の主催での日本についてのパネル「The Rising from the Ashes」の内容、目的などは、この何年ものお付き合いのある広島UNITAR所長Azimiさんの製作でしょう、よくまとめてあります。彼女が今回のKeynoteを話しました。イランの方ですが、主にスイスで教育を受けています。すばらしい知性、人格、の方で、4年ほど前でしょうか、広島に就任してすぐに私にコンタクトされ、私も喜んでセミナーに行きました。大きな台風が近づている中の広島でした、新潟の中越地震の直前でした。
このパネルのもうひとつ後のパネルも私の出番でした。テーマ8、「Moving Beyond Conflicts」、内容はこのプログラムのサイトを見てください。私の右隣にはCubaのCastro大統領のご子息、やはり名前はFidel Castroさん、ソ連で教育を受けた物理学者で大統領の科学顧問、4年ほど前に国連大学でお会いしていましたので、パネルの前にお互いに久しぶりの再開を話題にしました。パネルで一番向かって左端、Castroさんのもう3人右の方、アメリカ人ですが自己紹介で、「私は視力が落ちている(I have a poor vision)ので、ちょっと歩くのに不便だが、しかし、今のアメリカの大統領よりは明確なヴィジョンがある(I have a clear vision)」、といわれました。ところで、パネルが終わって見ると、この方はJohn F Kennedy大統領に最も信頼を受けていた顧問で(JFKが大統領になってその顧問団に参加した1961年には若干31歳の時です)、JFKの主要なスピーチを書いたTheodore 'Ted' Sorensenだったのです。