ご無沙汰しました。イノベーション25最終段階へ。



 しばらくぶりです。前回のプロバンス、エジプトの帰りはパリ経由、パリは一番いい季節ですね。マロニエの葉の緑がさわやかです。



 イノベーション25の最終報告へ向かってスタッフもこの2週間は、土日もなく、ほとんど毎日が半分徹夜状態です。大臣は閣議決定を、という指示でこれは各省庁のあれこれと大変です。みなよく仕事をしますし、優秀で、大変ですが、何か、このような才能をほかにも使えるのではないか、と考えてしまいます。私も付き合って、自宅ですが、2-3時間しか眠れません。メールを夜中のとんでもないときに出したり、指示したりということもあるのです。

 イノベーションについては結構、いろいろ扱われていますので、所々で目に触れているかもしれません。内閣府の英文広報誌にも私のインタビューイノベーション25の中間報告概要が出ています。この中間報告は英語でもイノベーション25のホームページにも出ていますが、高市大臣がゴールデンウイークでドイツ等訪問では、このHPで見た報告書でずいぶんいろいろ聞かれ、注目度が高いと報告されました。安倍総理もそのような趣旨で発言されています。そうなんですよ、いままでは、日本の政策をどんどん世界へ発信するなどという発想そのものがないのですね。あきれたものです。

 だからこそ、普段から日本はその存在の10%程度しか海外で感じさせないのですね。精神構造が鎖国である典型的な証拠です(言い訳は聞きたくありません)。英国はその反対で、その存在を10倍ぐらい感じさせますね。考えてください。これはきわめて大事な、基本的な国家戦略の一つです。ほとんどが、相手から追われて対応するというパターンですね。大きなビジョンがないと、戦略がかけない、だから戦術で勝負、ということになるのです。どこかで聞いたような話だと思いませんか。