◆ DND大学発ベンチャー支援情報 ◆ 2008/09/03 http://dndi.jp/

政局の季節、イベントの9月

>  〜イノベーション・ジャパンいよいよ開幕〜

DNDメディア局の出口です。昨日、今日と朝から青空が広がって、久方ぶり の日本晴れ、やっぱり爽快な気分にさせられます。見上げると澄み切った空が いつもより高く、時おり吹き抜ける風に秋の気配を感じました。これはひょっ としたら束の間の安息なのでしょうか。


巷間、次から次に流れるとんでもないニュースの数々、その連鎖は止まりま せん。大相撲のロシア出身力士らの尿検査で大麻の陽性反応を示した問題で北 の海理事長が責任を取っての辞任報道は、無投票で3選を果たした民主党の代 表、小沢一郎さんの政権交代に賭ける覚悟の決意表明の記事を脇に押しやって しまいました。その後遺症が尾を引いている最中に今度は、三笠フーズの 事故米(汚染米)の転売事件、焼酎、酒造、それに米菓子などという消費者が 口にする人気のブランド商品に混入の恐れがあるというから事態は深刻です。 どこまで拡散するのでしょう、この底なし状態が不気味です。居酒屋チェーン や小売業などでの撤去の動きが加速し、いまや「事故米パニック」の様相を呈 しています。


事故米とは知らず購入していた焼酎メーカーや老舗の酒造会社は怒りを露わ にしていましたが、間髪入れず事故米混入の恐れを自主的に名乗り出た「美少 年酒造」の緒方直明社長の危機管理は天晴れでした。出荷済みの3万本を回収 へ、在庫の38万本の廃棄処分を自主的に決めていました。大変な損害です。 こういう立派な経営者がいることがこの事件の唯一の救いかもしれません。芋 焼酎「薩摩宝山」と並んで清酒「美少年」はいずれもお気に入りのお酒で、 「美少年」の会社には、以前このメルマガで書いた韓国近代医学の発展に尽力 した佐藤剛蔵氏の子孫の佐々木定さんがお勤めの会社で、とても気の毒でなり ません。


ところで三笠フーズが利益に走り、キロ3円程度の毒入り米を市民の口に入 る危険性があって売っちゃいけない業界に、普通の米に混ぜて割高な70円程 度で売り抜けようという不正がまかり通った背景には、事故米に対する政府の 管理のお粗末さを指摘する声も目立ちます。この事故米はもともと政府の備蓄 米や、ウルグアイ・ラウンド輸入を義務付けられたミニマムアクセス(MA) 米で、保管料だけで年1トン1万円かかる。焼却するにも焼却費1トン1万円 に加え運搬費も。朝日新聞の社会面では、事故米の購入業者は全国で17社あ るのだが、ある農政事務所の職員の証言として、「どう考えても業者にとって 損をする入札。お願いしても、(入札に)三笠フーズしかこなかったこともあ る」という裏事情に触れていました。


ここでもお役人の不始末が遠因になっているのですね。昨年1月に不正の告 発の情報を掴んで職員を工場に何回も行かせながら、不正を見抜けなかった所 管の農林水産省の責任は重大です。過去5年間で96回の立ち入り、メタミド ホスが検出された事故米が米菓子として広島方面で売りに出ている、という封 書の告発を受けていながら、である。漁船を蹴散らしたイージス艦の見張りと 一緒で、漫然と工場に行っただけなのでしょうね。帳簿上に記載されている転 売先にちょいと、足を運べば、そこがアパートの一室か、工場か、程度の判断 はひと目でついたハズです。現場を見ていない。


この事故米をめぐる問題が、どこへ飛び火するかわかりません。三笠フーズ と政治家の関係になんらかの金銭の授受が絡まれば、その火種が政局を揺さぶ って一気に政治スキャンダルになる可能性も否定できません。解散・総選挙を 軸に今後、何が起こるか、わかりません。


さて、メディアの取材報道に後押しされて、にぎにぎしくエスカレートする 自民党の総裁選は、本日10日が告示です。幹事長の麻生太郎さん始め、石破 茂さん、石原伸晃さん、与謝野馨さん、そして紅一点の小池百合子さんら候補 の5氏の演説は、流石に巧いわ。この魅力的な候補らが一斉に全国の街頭に飛 び出して政策を訴える総裁選がスタートするわけですが、これはなんといって も次の衆院選への支持層拡大につながる、と見られています。福田さんが辞任 でにわかに自民党への支持率が急上昇しています。「政権を途中で放り投げて けしからん」という福田首相の辞任表明に異を唱える人が圧倒しているのにも かかわらず、この10日余りで自民と民主の形勢が逆転した格好です。


NHKの最近の世論調査によると、政党支持率は、自民党が先月より2ポイン ト余り上がって33.8%、民主党は2ポイント余り下がって18.4%で、 +−で4ポイントの差は大きい。これが両党の傾向として今後も続くのか、ど うか。今週末の世論調査で明確にでてくるのではないでしょうか。本日からの 総裁選のメディア露出と街頭演説などでさらに自民党の支持率がグーンと上昇 することが予測されています。逆に、民主は低迷気味です。が、しかし、次の 衆院選後の望ましい政権の枠組みでは、自民と民主では拮抗していました。


今の政局のテンポはめまぐるしいですね。福田さんの辞任表明はもう遠い過 去のようです。この先をどう読めばいいのか。民主が念願の政権交代の扉を開 くのか、あるいは与野党入り乱れての政界再編に踏み込むのか、いずれにして も、次の解散・総選挙を戦後の歴史的転換の到来と位置づけることもありうる、 ということでしょうか。日々刻々と、その天下分け目の瞬間が迫ってきます。 しかし、政治の流れを決める無党派に、なんだか諦めの秋風が微妙に揺れてい るのが気にかかります。 


少し、民主党の話題も入れましょうか。個人的には、無投票で3選を果たし た民主党の代表、小沢一郎さんの決意表明、その真摯な姿勢には胸を打たれま した。勝機は、ある、と映りましたね。口ベタを自認しているそうですが、朴 訥な話しぶりに誠実さがにじんでいました。が、執拗にメディアからは、マニ フェストの裏付けとなる数字がはっきりしない、と指摘されて急ぎ、5兆円規 模の予算の裏付けを準備しているそうですが、小沢さんの「国民生活第一の政 治を実現する」という強烈なメッセージが、一般庶民にどう届いたか、が重要 で、各選挙区の候補者予定者らが党首、小沢さんと心をひとつに戦えるか、ど うかも大事なところでしょう。


だからあんまり、民主の幹部周辺が勝手な推量で、自民の総裁選は単なるパ フォーマンスでメディア受けしか意図していないなどという低次元の与党いび りを繰り返しては情けないし、運気の神様もどこかへ逃げてしまうでしょう。ネガティブキャンペーンだけでは、天下は取れないのですから、剛腕、小沢さ んの流儀にそって、ど真ん中の直球で勝負してみせてほしいものです。


しかし、考えてみれば、「小沢一郎」という政治家も数奇な政治ドラマを 次々と仕組んでいる稀有な政治家のようです。


朝日新聞のコラム「政熊拝見」で編集委員の星浩さんは、「これだけ失敗を 重ねながら、復活してきた政治家も珍しい」と指摘し、自民を飛び出した93年 の非自民連立政権の樹立、そして新進党結成、自由党を率いた99年に自民党と の連立政権、そして自自連立解消、分裂〜。そして07年の福田政権との大連立 の合意、そして頓挫…など過去4度の失敗を列記し、そして「挫折と復権を経 て小沢氏はいま、自民党を相手に政治家として最後の戦いの真っ最中だ」と論 じていました。


そして星編集委員は、この総選挙とその後の政局は、小沢氏にとって「5度 目の失敗をするかどうか」の分かれ道である、と指摘していました。それも小 沢氏にとって、今回は特別の意味があって、公約を実現する最後の機会だと思 って全力を尽くす、という。その意気込みがメディアを通じて、21日に予定 される民主の党大会での首相候補指名受託演説で、どう多くの有権者に伝えら れるか、この辺が党首まさに正念場かもしれません。この日に何事も起こらないように祈りたい。なんといっても9月の奇数日は、過去幾度となくとんでも ない大きな事件や事故が頻発しています。


なんだか、血が騒ぐというか、解散・総選挙がささやかれると、選挙への関 心が人一倍高いものですから、もうじっとしていられない。昔、都政担当キャ ップの時、自民党の幹事長だった小沢さんが、東京都知事選を控えてNHKのキ ャスターを担いて、都連とのネジレを生んでしまった。まあ、当時は、小沢さ んが強引に候補を都連側に押し付けたのではなく、鈴木知事が党本部に小沢さ んを訪ね、「次の知事選に出馬する考えはない、後継候補としてT氏を」と懇 願したのがきっかけで、都連幹部や他党との調整でキャスターが候補に浮上した、という経緯があるんですね。その誤った風評に一切の釈明をせず、堂々と 筋を通して選挙戦に臨んでいました。


その小沢さんの潔さに惚れ込んだものです。当時の都政記者は、みんな小沢 さんにイチコロでしたね。結果は、ご存知の通り、年の暮れになってにわかに 続投を決めた現職の鈴木俊一知事が4選を果たし、小沢さんはその責任をとっ て幹事長をお辞めになりました。そんなことを昨日のように思い出します。傍 目には、乱世の政治家との印象が強いが、身近な人の評では、情に厚く、信義 の人と慕われていました。


やはり政局への関心が高いのですね。DND読者から、10数人からご意見 をいただきました。「福田首相の辞任劇をどう読むか?」で、技術士事務所代 表のKさんは、「ご指摘の通りです。マスコミの曲学とはいわぬまでも世論に 迎合した『阿世』ぶり、気概のある論調が少なすぎるのが残念です」と指摘し、 福田さんが記者会見で、「あなたとは違うんです、とクールに言い放ったとこ ろに凄さを感じた」という具合に、好意的な感想を寄せてくれたのが全体の3 分の1程度ありました。


逆に「日頃のDNDメルマガの読者」で、VB支援の63歳のSさんは、こ の4月に起業された方です。初めての投稿かもしれません。


「今回の辞任劇で種々の見方があるという観点で興味深く拝見しました」と 前置きして「長く企業にいたものとして、企業人ならこのような退陣はしない。 どう贔屓目に見ても無責任に映ります。会社なら株主不在、ユーザー不在で斬 首ものです。自分の手で、解散・総選挙を行い、民意を問うのが筋だと思う。 環境が自党に不利だとか言うことでは、国家の道を誤ると感じます。あの会見 は、自分のこと、自党のことしか考えていない身勝手な論理としか映りません でした」という手厳しい。こういう辞任への批判が多数を占めていました。


また中には、京都の在住の自称、技術屋さんで、外資系石油会社で実務とし て3年間、MBAカリキュラムをおさらいし、今年3月に卒業したというMさ んは、「今回のメルマガを読んで、出口様はMBAの教授という存在を、いさ さか買い被っておいでのようだとの感触を受けました」と、僕がメルマガで取 り上げた論調は的を突いているが、その論理立てに引き合いに出した教授の例 えが悪い、と率直に指摘していました。


そして、いま世の中で起きていることの問題は、「これまでに爛熟した民主 主義、自由主義の社会は、その限界に近づいてきていて、その具体的現象とし て先進諸国にリーダーが不在という状況になっているのだと思いませんか?」 と述べられていました。


すぐに皆様に返事をだしましたが、いやあ、いまさらながら全国に熱心な大 先輩がメルマガを読んでくださっていることを知って、あらためてちゃんと書 かなきゃ〜と肝に銘じた次第です。こういった心温まる、叱咤激励があってこ そ、今日まで繰り返し、執拗に、長めのメルマガが、コンスタントに続けてい られるかもしれません。大勢の読者の皆様に心から感謝申し上げます。また忌 憚のないご意見を歓迎いたします。


                    ※        ※         ※
 さて、9月は産学連携やイノベーション、そして大学発ベンチャー関連のイ ベントが目白押しです。そのいくつかをご紹介します。


□優れた大学の知財を広く産業界に紹介する、国内最大規模の産学マッチング イベント「イノベーション・ジャパン2008-大学見本市」は、9月16日〜18日の 日程で東京国際フォーラムを会場に開催されます。今年は開催5周年。


主催は科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(N EDO)が主催、文部科学省、経済産業省、内閣府などで、第1回から特別協賛 に野村證券が加わっています。


開催の案内によると、展示会場・大学ゾーンでは、最先端技術分野の知財を 紹介するほか、知的財産本部やTLO、大学発ベンチャー、大学発ベンチャー支 援、研究機関の各ゾーンで構成し、より多面的に産学マッチングを促進すると いう。また大学研究者が自らの研究内容を発表する「新技術説明会」は合計2 15セッションにも及び、産業界、大学のキーパーソンを招いた基調講演、パ ネルディスカッションなど多彩なセッションが繰り広げられる、という。


注目は、「目指すべきナショナル・イノベーション・システムについて」 (16日午後13時30分から、ホールB7シアター定員600人)と題した 5周年の特別シンポで、イノベーション25戦略策定に深く関係した前総理大 臣の安倍晋三氏が基調講演をし、その戦略の座長と務めた内閣特別顧問の黒川 清氏が講演、並びにパネルに登場します。スタンフォード大学のRichard B.Da sher教授、中国の科技部・国際司長のJin Xiaoming氏、OECDから東條吉郎氏、 東大教授の坂田一郎氏の顔ぶれで、司会は、NEDOの企画調整部長、橋本正洋氏 です。大きな会場ですがすでに定員いっぱいの申し込みがあって人気NO.1 のようです。昨年は、この会場で安倍総理の辞任が急きょ、アナウンスされて 一時場内が騒然としていました。あれから1年なのですね。


大学発ベンチャーへの関心も高く18日は、ホールB7の会場で聖マリアン ナ大学発の(株)ナノエッグの共同創業者で取締役開発部長の山口葉子さんが 「バイオベンチャーの生き残り方〜ナノエッグの成功の秘訣」と題して講演し ます。続いて、筑波大学発の「サイバーダイン」社の山海嘉之代表で筑波大学 教授が、「イノベーションを育てるため」というタイトルで演題に立ちます。 山海さんは、もうおなじみですね。


大学発ベンチャーといえば、17日と18日にJST大学発ベンチャービジ ネスマッチングフェアと称した、大学発ベンチャーの連続のプレゼンが見もの です。ホールD5を会場に、17日は午前10時から10社、18日は午前1 1時10分から8社が登場します。これはJSTの大学発ベンチャー支援のた めの独創的シーズ展開事業の制度を活用して設立した大学発ベンチャー、ある いはこれから設立予定の起業家が参加します。


その他、いろいろあるのですが詳細は、プログラムをご覧ください。なかで も野村證券が提供する「特別協賛シンポ」は、16日午後14時からホールD 5で「地域イノベーションを世界に発信できるのか?」をテーマに北海道の函 館の「ガゴメ昆布の商品化」、仙台の東北大学教授の「御用聞き型企業訪問」 などローカル色たっぷりの地域戦略が紹介される予定です。


またやはり野村證券の提供の「スーパー連携大学院の構想と将来展望」は1 7日午後15時半からホールB7を会場に行われます。電気通信大学の学長で 前のコラボ産学官理事長、梶谷誠氏が「スーパー連携大学院の構想とその展 望」と題して発表します。


さて、皆様のご関心はどこにあるでしょうか。僕も会場に駆けつけています ので、大きい顔が目に留まりましたらお声かけください。


□13日は、大阪大学の大学教育実践センターをまるごと使っての、第2回産 学官民コミュニティ全国大会で、ご存じの岩手ネットワークシステム(IN S)、姉妹提携の関西ネットワークシステム(KNS)の盛大なインタラクテ ィブな発表並びに講演会が開催されます。大阪大学総長の鷲田清一氏が「社会 連携という考え方」を題材に基調講演します。文部科学省、経済産業省から担 当の課長さんらが参加されます。心強いことです。


また分科会では、名物の10分スピーチでは、全国の地域おこしに熱心な コーディネータや自治体職員、大学教授らが入れ替わり立ち替わり登壇します。 その数、55題。INSの看板、花巻市の佐藤利雄さんや、KNS世話人でこ の企画の推進者のひとり、堂野智史さんの名前も、勿論、その演題に連ねてい ます。凄いエネルギーですね。きっとその夜、飲んで騒いでお互いにエールを 交歓するのでしょう。ご盛会を心から期待します。


□13日は、創業フォーラムin相模原。「若さでチャレンジ明日への起業へ」 をスローガンに、「おださがプラザ」の4階多目的ホールで午後14時から開 催。わが国の目指す創造立国を製造業の現場からその処方を実践する大企業ス ピンアウトベンチャーの雄(株)サイバーレーザー社長の関田仁志さんが、 「日本経済の持続的成長を支えるベンチャー企業と課題」と題して講演されま す。いつもの熱いマインドで若手の起業家を虜にしてしまうのでしょうね。技 術志向のベンチャー経営者らとのパネルも期待大です。参加費無料。ご案内は、 神奈川県の新産業振興班の若本伸子さんからです。


□18日は、東京大学産学連携本部と東京大学エッジキャピタル共催の「大学 発ベンチャーにおける人材戦略の現状と課題」が東京大学経済学研究棟地下1 階大教室で、午後14時から17時。講演は(株)インヴィニオの取締役の高 井正美さん、それに東京大学エッジキャピタル社長の郷治友孝さんの2題、続 いてのパネルでは、アドバンス・ソフトマテリアル社の副社長の趙長明さん、 テラ(株)社長の矢崎雄一郎さん、(株)セルクロス社長の清松哲郎さん、 (株)モルフォの社長、平賀督基さん、(株)ユーグレナ社の出雲充さんら東 大発の色濃いベンチャーの5人の起業家をど〜んと揃えました。モデレータに は歯切れのいい産学連携本部の教授で、事業化推進部長の各務茂夫さん。テー マが「これからの大学発ベンチャーの人材戦略」(仮題)で、大学発ベンチ ャーにとって最も大きなこの課題にどう切り込んでくれるか、期待大ですね。


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□連載は、経済産業省の石黒憲彦さんの人気の「志本主義のススメ」117回 は「ジョブカフェ」。そもそもジョブカフェとは、若者自立・挑戦プランのそ の中核的な事業として、キャリアカウンセリングや研修など就業支援サービス をまとめて1箇所で受けられる、若年者のためのワンストップサービスセン ターとしてスタートした、との説明に入り、実際にその現場を訪ねた時のいく つかの感動を綴っています。が、いわれなき中傷記事を垂れ流す、一部雑誌メ ディアの誤った記述にサラリと反論しています。人の善意が、よこしまに悪意 にとられては、見過ごすことができないのでしょう。


□アンジェスMG創業者の森下竜一さんのブログ「世迷い独り言」。経済産業 省から2009年度予算の概算要求がだされているノベーション創造機構への 見通しについてのコメントで、2年間で1000億円の経済効果は期待できそ う、という。この官民共同が運営母体となるファンドの仕組みなどは今後、中 味がそろった段階で整理する必要があるかもしれません。独創的、先端的な大 学発ベンチャーにとって朗報になるのかしら…。





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