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突切り溝入れ用新材種 GC1145

 サンドビック・コロマントは、加工トラブルが発生しやすいステンレス鋼、耐熱鋼の突切り・溝入れ、及び鋼材の激しい断続加工条件下における溝入れ加工用途において、従来チップ材種寿命より2倍以上長寿命で安定した、新オキサイドPVDコーティングチップ材種「GC1145」を発売しました。

《特徴》

1. 新開発の強靭なオキサイドPVDコーティングは、耐剥離性のみならず、耐摩耗性も向上させているため、ステンレス鋼、耐熱鋼の突切り加工で切削速度を上げることにより生産性を向上させると共に安定して大幅な工具寿命の延長を実現可能としています。
2. 新開発超微粒子超硬母材を使用し、高速断続溝入れ加工における耐チッピング性・耐欠損性を向上させ安定した工具寿命を可能としています。
3. 突切り加工のワーク中心近傍において切削速度が低下した場合にも、最適コーティングと超微粒子超硬母材で対欠損性を向上させており、長寿命・安定加工を実現します。
4. 耐欠損性に優れる為、幅の狭い工具使用が可能となり、バー材のワークではより有効にワーク材を使用することが可能となります。