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レイデント処理®

「レイデント処理®」とは、電気メッキ的製法で合金的な金属材料面を作り出す特殊表面処理技術です。
つまり通常の化学反応とは異なる0℃以下での電気化学反応で、サイズが 約φ1μm以下のセラミック状クローム微粒子を多数析出させますが、その皮膜の一部が母材である金属材料の内部に合金的な拡散層(約-1μm)を形成しているのが大きな特徴です。

レイデント皮膜と金属母材とは完全に一体化され半永久的に分離(剥離性)されることもなく、又、合金化された金属表面は安定期を経てステンレス化し、更に外部の酸化セラミック層(約+1μm)と連続した強力な保護防錆膜を構成します。
この性質を利用して、レイデント皮膜の無数な微細孔に種々の高分子樹脂(例:有機ガラス溶液、フッソ樹脂、高機能性樹脂)を沁み込ませます(=含浸)と、宇宙から深海まで全産業分野での総ゆる物理・化学特性(機械性、電気性、化学性、光学性、真空性、熱衝撃性etc)を強い機械的変形にも負けることなく半永久的に表現する事が可能となり、工業技術に革命的な進化をもたらしますから、この事を「レイデント唯心高化工学」と称しています。