第21回 中国第15回農業国際博覧会、157万人来場


 先日のDNDメルマガvol.298号(2008年10月29日配信)の最後、出口氏に以下のように書いていただいた。

 「・・・もうすぐ11月4日に張さんは、中国現代農業の発祥地として知られる楊凌で開催の中国最大の農業博覧会にツアーを組んで参加されるのですね。確か、専属のブースも手配されて、『環境にやさしい日本農業、バイオ農業の一角』というテーマで出展される、ということでしたね。今回は、DNDはパネル参加で、・・・ぜひ、ご報告をお待ちしています。」

 11月8日夜、予定通りに帰国した!が、めったにないことではあるが、ちょっと風邪を引いてしまったこともあって、報告が遅れて失礼しました!

 ご存知でない方も居られると思うが、楊凌とは、日本からはまず上海か北京経由で古都西安まで行き、西安からタクシーか高速バスで約1時間余りの場所にある「中国現代農業の発祥地」であり、中国国家ハイテク産業開発ゾーンの一つである。

 同博覧会組織委員会との共催により、日中テクノビジネスフォーラム(JCTBF)が企画・主催し、Digital New Deal(DND)研究所にご後援して頂いた「環境にやさしく、安全な日本のバイオ農業、農業イノベーションの一角」と題した日本展示パネル(例示としての下記写真をご参照下さい。)の前には、予想を超えた数の人々が押し寄せていた。出口さんをはじめ、パネル出展等に多様な資料をご提供していただいた方々に対し、この場を借りて、まず心よりお礼の一言を申し上げます! 日本からの出展ブースは、「国際協力展示エリア」内、今年のメインイベントである「中国〜イスラエル2ヶ国間協力週間」の企画の一つであるイスラエルの展示にほど近く、カナダの展示の隣という位置に設置された。



 中国農業省、中国科学技術省、中国商務省、中国教育省、中国水利省、中国科学院、国家知的財産局等17の中央省庁が共同主催し、のべ1097もの展示ブースがひしめき合い、中国国内の農林水牧関係の専門家や海外からも27の国及び地域の多くの来場者を含め、第15回に当たる今年の博覧会に来場された人数はなんと157万人に上り、また、5日間の開催期間中に契約・商談・取引された金額は217億元(約3250億円)に上ったという。

 今回の博覧会のメインテーマとは?海外からはどのような国々または地域が参加されたのか?どのような技術成果が展示され、また展示以外にどのようなプログラムが組まれたのか?日本のどのような関連動向が例示的に展示されたのか?どのような企業等がパネルやパンフの出展に参加され、何に大きな人気が集まっていたのか?日中間の「意見交換座談会」ではどなたがどのような熱い期待を語られていたのか?・・・

 ご関心のある方はぜひ、下記「速報」をご一読してはいかがでしょうか。
 http://www.tb-innovations.co.jp/CHBW/link.0.01.expo.caf.2008.15.htm

 なお、関心をもたれる方は「参考」として、下記拙稿もご参照下さい。
 
http://dndi.jp/16-tyoki/tyoki_10.php

 中国国内にある54の国家ハイテク産業開発ゾーンの中で唯一農業に重点を置き、「農業モデルゾーン」と名付けられ、中国最大の農業ハイテク成果博覧会の開催地である楊凌では、今年9月に策定された「楊凌現代農業モデルパーク綱要」の指針に沿って、現代農業イノベーション、国際技術協力、種苗産業、標準化生産モデル、物流等八つのサブパークの再構築を内容とする「楊凌ビジョン」の実現に向けて始動されているところである。

 確かに、「7億人の底上げ 壁高く」、「内需拡大、カギは農民」(日本経済新聞、2008年11月16日)と言われる一方、「楊凌から全国へ」というブランドの周知・確立や、楊凌に限らない多様な「新農村」の台頭は、巨大とも思われる中国の農林水産・食品市場への参入を考える日本関係者にとっては、もう一つの効果的な進出アプローチになりうると付記してよかろう。

<了>





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