第14回 海口が走る!科学技術、情報産業及び知的財産の「三位一体」で


 2008年2月25日、中国海南省海口市科信局サイトでは、「当方知的財産局も、溢れる情熱さやイノベーションの精神を持って特許事業等に取組み、著しい実績を持つ行政機関等に対し与える"全国特許関係先進組織"という名誉称号を頂いた。・・・今後は更なる地に着いたイノベーションを加速し、新たなスタートとして取組み続けて行く。」というニュースが掲載された。

 筆者はなぜ海南省海口市科信局サイトにアクセスしたのか?海口市科信局とは何を責務とする地方政府の行政機関なのか?そもそも海口市とは一体どのようなところなのか?・・・

 「中国のハワイ」とも称される中国最南端の海南島に海南省があり、1988年に設置された中国で31番目の省である。同省は中国唯一の熱帯気候に属し、台風の常襲地域としても知られるが、「同省の省都は海口市」にあり、中国最大の経済特区である海南島の北側に位置し、南シナ海に面している。

 実は去る2月12日(火)夕方、独立行政法人国際協力機構(JICA、以下同) Tokyo International Centre にて、中国科学技術省に選ばれた唯一の地方若手官僚の1人として来日中の、海口市科学技術及び情報産業局(略称「海口市科信局」)局長兼同市知的財産局局長の朱東海氏に「海口市の最新事情や日本でのご感想」についてインタビューした。

 同氏は去る2月16日(土)に、1ケ月の滞日生活を終えて帰国されたが、その後はどのような状況に居られるかに少々気になって、海口市科信局サイトにアクセスしたわけである(ちょっと「はじめに」が長くてごめんね!)。

 同サイトによれば、2月17日午後、中国科学技術省大臣万氏が海口市ハイテク企業を視察する際も、2月21日午前から、中国科学院アカデミー・メンバー6氏が現地紅樹林自然保護地域を視察する際も、朱氏は海口市政府の担当部局のトップとしてその全視察スケジュールを同行し、案内や説明などを行ったという。同氏の「走れるときにどんどん走る!」多忙な一面が窺える。

 同氏の略歴や日本に来られた経緯とは?海口市や同市科学技術及び情報産業局並びに知的財産局とは?海口市におけるイノベーションや知的財産への取り組み状況は?海口国家ハイテク産業開発ゾーンの優位性といえばどういうものか?東京での研修生活についてのご感想は?

 ご関心を持たれる方はぜひ、同氏にインタビューした記事「科学技術、情報産業&知的財産、三位一体で進む」を、2月25日にアップされた下記サイトにてお読み下さい。

◇キーパーソンが語る:朱東海氏に聞く
http://www.tb-innovations.co.jp/CHBW/link.0.02.1.43.htm

<了>





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