最近の国際ジャーナルで日本特集



 両方とも英語ですが、国際雑誌「The Economist」(December 1st)と「Newsweek」(International版)で、最近、日本の特集が組まれました。


写真1:The Economistの特集のカバー

 The Economistでは、表紙に 「A 14-pages special report on business in Japan」とあり、特集のはじめに「Going Hybrid」 (写真1) とあります。5つの報告のタイトルは 1) Message in a bottle of sauce ; 2) Still work to be done ; 3) Not invented here ; 4) No country if an island ; and 5) JapAnglo-Saxon capitalism (スペルの間違いではありません!)、とあります(でも、これ本当?)。

 タイトルは魅力的ですが、この特集全体としては、予測されるかもしれませんが、日本の企業もいい方向に動いているが、動きが遅い、スピードが課題という指摘です。各報告のタイトルのサブタイトルを見ると、内容を読まないでもそのメッセージが読み取れるのではないでしょうか(ちょっと英語でごめんなさい、これは訳しても仕方ないので我慢してください)。

1) Message in a bottle of sauce; Japan's corporate governance is changing, but it's risky to rush things;
2) Still work to be done; Japan's labour market is becoming more flexible, but also more unequal;
3) Not invented here; Entrepreneurs have had a hard time, but things are slowly improving;
4) No country is an island; Japan is reluctantly embracing globalization; and
5) JapAnglo-Saxon capitalism; Have Japan business practices changed enough?


写真2:Newsweek、12月10日号の表紙

 Newsweekの12月10日付(写真2)では、もっと直裁的です。表紙のキャプションは「How Japan Lost Its Groove; The Asian powerhouse struggles to explain its stumbles in hot technology」です。本文のタイトルは「Why Apple Isn't Japanese」.

 私の友人の石倉洋子さんもインタビューを受けたようで、その分はOn-Line版に出ていますし、また石倉さん自身のblogにも、ちょっと申し訳なさそうに出ています。

 世界は日本のビジネスのことを気にしているのですよ、どうなりたいのか、何をしたいのか、良くも悪くもね。