「イノベーション25」最終報告



 25日に「イノベーション25」の最後の会議が官邸で開催されました。ようやくここまで来たということです。6月始めに全体を閣議決定する予定で事務方は、関係者、与党を回り、まだまだ息を抜けません。閣議決定の文書に「出る杭」などという言葉が入っていることは想像を絶することです。また、大学の入り口での「文系、理系の区分をなくす」 (Column 2007/03/12 「大学改革は待ったなし、「文系理系」区分は?」) とか、かなり思いきったことも書き込んであります。全文は1「イノベーション25」のホームページで見ることができます。

 また、高市大臣に座長としての「お手紙」を添付しました。これもHPで見ることができます http://www.kantei.go.jp/jp/innovation/chukan/070525/zachou.pdf 。この2週間、スタッフは土日も休みなく、しかもほとんど徹夜状態で大変でした。「閣議決定を目指す」ということで、各府省の合意を得なくてはいけないので、どうしても「骨抜き」になるのですね。ここも日本の政策立案と政府の意思決定のプロセスの課題でひとつであることはご存知のとうりです。

 高市大臣の記者会見のあとで、大臣と委員は総理公邸での夕食にお招きをうけ、総理からのねぎらいをいただきました。

 この後、新幹線で浜松へ。50周年となる日本腎臓学会の総会に向かい、26日午前に特別講演をさせていただきました。